女子マラソンのアテネ五輪金メダリストで北京での連覇が期待されている野口みずき(シスメックス)がが、左太ももを痛めていることが明らかになった。
 10日、野口を指導するシスメックスの藤田信之監督と日本陸連の沢木啓祐専務理事が京都市内で会見を行い、藤田監督が「大腿二頭筋、半健様筋を損傷し、現在は軽くジョギングができるくらい。今後の回復の状況で(五輪に)出場できるかを含めて考えていきたい」と状況を説明した。
 沢木専務理事は出場決定のリミットをあと2〜3日とした。藤田監督によれば、野口本人は「最後まであきらめずに、出場に向けて頑張りたい」と話しているという。