7日目、北島康介(日本コカ・コーラ)が2冠連覇に挑戦する。準決勝ではゴール手前でスピードを緩める余裕の泳ぎで1位通過を決めた北島。五輪男子平泳ぎ史上初の快挙達成に死角は見当たらない。午前中から感動的なシーンが見られそうだ。
 さらにアテネの柔道100キロ超級王者の鈴木桂治(平成管財)が登場する。北京五輪日本選手団主将の大役を任された鈴木。本来の階級である100キロ級での敗北は許されない。世界屈指の足技を武器に、男子柔道の悪い流れを変えられるか。また、女子78キロ級に出場する中澤さえ(綜合警備保障)は2005年、07年の世界選手権で連続銀と涙を飲んだ。初めての五輪で自身初の世界制覇なるか。

 12日の団体総合で銀メダルに輝いた男子体操は個人でのメダルを狙う。1カ国2名までがエントリー可能な個人総合決勝にはエースの冨田洋之(セントラルスポーツ)と予選の6種目合計得点が日本人最高だった内村航平(日体大)が出場する。アテネ団体金メダリストで実績十分の冨田と、日本体操の未来を担う若い内村。好成績を残して、種目別につなげたい。

 団体競技では初戦でキューバに敗れた星野ジャパンが台湾戦に臨む。予選では10−2と大差の逆転勝ちをおさめた。準決勝進出ラインの5勝に向けて巻き返したい。ソフトボールはオーストラリア、台湾と強豪を連破し波に乗っている。先月の壮行試合で快勝したオランダが相手だけに3戦目も問題なさそうだ。一方、今だに未勝利の男子バレーボール。開催国・中国との対戦は完全アウェーが予想されるが、なんとか勝って上昇気流をつかみたい。

<注目競技のテレビ中継予定>

【競泳】男子200m決勝
10:50〜 NHK総合
【体操】男子個人総合決勝
13:00〜 NHK総合
【柔道】女子78キロ級、男子100キロ級決勝
18:30〜 フジテレビ系列、NHK衛星第一
【野球】日本対台湾
19:54〜 TBS系列

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