ソフトボールの1次リーグ第4戦が行われ、日本は五輪3連覇中の米国と対戦した。日本は初回に2本の本塁打などで4点を先行されると、4回にもホームラン攻勢で3点を追加され、0−7で5回コールド負けを喫した。
◇1次リーグ
 日本、打線はわずか1安打
米国代表     7 = 40030
日本代表     0 = 00000 (5回コールド)
勝利投手 アボット
敗戦投手 江本
本塁打   (米)ワトリーソロ、メンドーサ2ラン、2ラン、バストスソロ

 エース上野由岐子を温存したとはいえ、米国とのパワーの違いをまざまざとみせつけられた試合だった。日本の先発は前日のオランダ戦でリリーフ登板した江本奈穂。しかし、いきなり先頭のワトリーに低めのボールをライトスタンドに叩き込まれる。なおも無死2塁から3番メンドーサにも左中間へホームランを打たれ、1死もとれないまま3失点で降板した。

 米国は代わった染谷美佳も攻めて、さらにこの回1点。染谷は2、3回をゼロに抑えたが、4回、メンドーサにこの日2本目となる2ランを浴びて万事休す。続くバストスにもセンターのフェンスを越えるホームランを許して、ビハインドは7点に広がった。

 一方の打線は米国先発の左腕アボットに苦しむ。初回こそ狩野亜由美がヒットで出塁したが、以降は1本も快音が聞かれず、走者を1人も出せない。結局、5回も三者凡退に倒れ、規定により5回で7点差がついたためコールド負けとなった。日本は今大会初黒星。1次リーグの成績は3勝1敗となり、16日は地元の中国と対戦する。