16日、女子200メートル背泳ぎ決勝では中村礼子(東京SC)が2分07秒13でアテネに続いての銅メダルを獲得。自己記録を大幅に更新し、今大会女子競泳で初のメダリストとなった。前半を抑え気味に入った中村は100〜150メートルでスピードを上げ、猛追する。最後の50メートルはやや疲れが見えたものの、気力で泳ぎきり、3着を確保した。
 同レースでではカースティ・コベントリー(米国)が2分05秒24で世界新記録をマークして金メダルを獲得した。

■中村礼子選手のコメント
「絶対にメダルをとりたかったので本当に嬉しい。(決勝は)ハイレベルな戦いになると思ったが、とにかく落ち着いて自分のレースをしようと心がけた。自己記録も大幅に更新し、目標のメダルもとれた。記録を伸ばすことは難しいことだが、それにチャレンジすることが大事だということ学んだ。応援してくれた方々、支えてくれた方々に感謝したい」

 続いて行なわれた男子100メートルバタフライ決勝では、藤井拓郎(コナミ)が日本タイ記録となる51秒50で6位となった。

■藤井拓郎選手のコメント
「とてもいい状況で泳げた。前半は周りが速いのでついていくので精一杯だったが、後半は自分の泳ぎができた。五輪でしか味わえない雰囲気なので最高だった。まだメドレーがあるので、そこでメダルを目指したい」