17日、卓球女子団体3位決定戦が行われ、日本は銅メダルをかけ韓国と対戦したが、0−3で敗れメダルに手が届かなかった。

3位決定戦
日本(平野早矢香、福原愛、福岡春菜) 0−3 韓国
(1−3、1−3、0−3)
 日本は予選リーグで一度敗北を喫している韓国とのリベンジマッチに臨んだが、韓国の壁は厚く卓球競技初のメダル獲得はならなかった。

 1試合目には平野早矢香(ミキハウス)が登場し、チームに勢いをつけたいところだったが、カットマン相手にラリーを続けることができず苦戦を強いられる。徐々に焦りからかミスが目立ち始め、ゲームスコア1−3で大事な初戦を落としてしまう。

 2試合目の福原愛(全日空)が相手に傾いた流れを引き戻したいところだったが、連続で2ゲームを先取される厳しい展開。その後1ゲームを返すが、第4ゲームは3−11と一方的な展開となり、2試合連続で落とし崖っぷちに立たされた。

 3試合目のダブルスでは昨日の平野・福原ペアから従来通りの平野・福岡春菜(中国電力)ペアに戻して試合に臨んだ。しかし、韓国ペアの老獪なカット攻撃に防戦一方。なかなか流れはつかめず、相手に先手を奪われる。各ゲームは接戦になったが、最後の一本が決められず、ゲームカウント0−3の完敗。合計ポイントを0−3とされ、予選に続き韓国に連敗し、銅メダル獲得はならなかった。

 卓球女子は明日から個人の予選が始まる。団体に出場した3選手ともエントリーしており、個人種目でのメダル獲得に期待したい。


 一方、17日に卓球男子団体の3位決定トーナメントが行われ、日本はオーストリアと対戦し、1−3で敗れ、銅メダルの可能性がなくなった。

3位決定トーナメント2回戦
日本(韓陽、水谷隼、岸川聖也) 1−3 オーストリア
(3−0、0−3、2−3、1−3)

 第1試合の韓陽(東京アート)が幸先よく勝利したが、続くシングルスの水谷隼(スヴェンソン)、ダブルスの水谷・岸川聖也(スヴェンソン)のペアが試合を落とし後がなくなる。4試合目に再び登場した韓陽も悪い流れを変えることができず敗れ、合計1−3。卓球団体が正式種目になった今回の大会で、残念ながらメダル獲得には至らなかった。
 卓球男子は19日から個人競技がスタートする。