ソフトボールの1次リーグ第6戦が行われ、4勝1敗の日本は既に3敗を喫しているベネズエラと対戦した。日本は2点を先行される苦しい展開だったが、5回に一挙4点を奪って逆転に成功。そのまま5−2で勝利した。この結果、リーグ戦1試合を残して、決勝トーナメント進出(1次リーグ4位以上)が決まった。
◇1次リーグ
 山田、貴重な逆転2ラン
ベネズエラ代表  2 = 0011000
日本代表      5 = 000140×
勝利投手 坂井
敗戦投手 ボガード
本塁打   (日)馬渕ソロ、山田2ラン

 先制したのはベネズエラ。3回、2死2塁のチャンスをつくり、1番ソトにレフト前へポトリと落ちるタイムリーを打たれる。さらに4回、再び2死2塁の場面で6番シリメレにライトへ2塁打を放たれ、さらに1点を追加された。

 反撃したい日本だが、初回からチャンスはつくるものの、あと1本が出ない。初回、3回と得点圏に走者を進めながらホームが遠い状況が続く。4回には4番・馬渕智子のソロで1点を返したものの、その後の満塁の場面ではセーフティースクイズが失敗し、同点に追いつけなかった。

 しかし、日本には底力がある。5回、先頭の狩野亜由美がセンター前にクリーンヒットを放って出塁。送りバントは失敗したが、3番・山田恵里が右中間へ逆転2ランを叩き込む。さらには佐藤理恵、広瀬芽とタイムリーが飛び出して一気にリードを広げた。

 日本は6回にも1死満塁の好機を迎えながら、併殺打で追加点は奪えずじまい。前日に続き、攻撃面では反省点が多かった。

 投げては坂井寛子が7安打を打たれながらも、2失点で完投。最終回の無死2塁のピンチも無失点に抑えた。通算成績を5勝1敗とした日本は18日のリーグ最終戦でカナダと対戦する。