18日、陸上男子200メートル1次予選では高平慎士(富士通)と末続慎吾(ミズノ)が出場した。まず第2組に登場した高平は好スタートを切り、3コーナーまで3位争いを演じた。最後の直線で5、6番目に落ちるも、ゴール直前で4位まで順位を上げ、シーズンベストの20秒58マーク。全体の9番目に入り、2次予選進出を決めた。第7組に登場した末続は本来の走りを見せることができず、20秒93で同組6着に終わり、1次予選敗退となった。
■高平慎士選手 
「五輪は甘いタイムでは残れないので、もうちょっといければなと思った。(気持ちは)落ち着いていた。逆に自分で気持ちを上げていかないと燃えられないかなというくらい落ち着いていた。(レース展開の)考えは整理できていたし、やりたいことはだいたできたと思う」

■末続慎吾選手
「精一杯やったし、自分の思うことは全部やったが、ダメだった。フライングの影響はないと思う。僕個人の仕事は終わってしまったが、次(のリレー)は4人の力を合わせて頑張りたい」

 男子400メートル予選では20歳の金丸祐三(法大)が出場したが、46秒39の7着で予選突破することはできなかった。第4組に登場した金丸はスタート前には“金丸ダンス”を見せ、リラックスしている様子がうかがえた。しかし、太もものケガの影響か、加速してくるはずの第3コーナーあたりからストライドが伸びず、自己ベストよりも1秒以上下回るタイムで最下位に終わった。

■金丸祐三選手 
「あれだけ差をつけられたので何とも言えない。(ケガの影響は)少なからずあるが、自分のレースもできなかったし、まだまだ戦うにはもう一段階……三段階くらいレベルを上げていかないといけない。オリンピックという舞台は難しいと痛感した。リレーは昨年の世界選手権では出場できなかったので、その分もしっかりと走りたい」