ソフトボール1次リーグ最終戦が行われ、既に決勝トーナメント進出を決めている日本はカナダに6−0で勝利し、通算成績を6勝1敗で終えた。1次リーグは全勝の米国に次いで2位となり、決勝トーナメントで逆転の金メダルを目指す。
◇1次リーグ
 9番・藤本、2安打2打点
日本代表     6 = 0220020
カナダ代表    0 = 0000000
勝利投手 上野
敗戦投手 ベイ

 攻撃力に課題のあった斎藤ジャパンが1次リーグ最終戦で9安打6得点とつながり、準決勝の最強・米国戦に弾みをつけた。

 日本は2回、四球2つと相手のミスで2死満塁のチャンスを迎え、西山麗がレフトへ2点タイムリー。2点を先行する。さらに3回は4連打で2点を追加。6回にもヒットと相手のエラーで無死1、3塁と走者をため、広瀬芽、藤本索子のヒットで2点をあげてダメを押した。

 強いていえば、13残塁ともう一押しができず、相手をコールド勝ちに追い込めなかった点が課題だが、打撃陣は調子をあげて決勝トーナメントに臨めそうだ。

 投げてはエースの上野由岐子が3回までパーフェクトの内容。結局、相手に3塁を踏ませることなく6回を3安打無失点に封じた。最終回は染谷美佳が1回をゼロに抑えた。

 日本は20日の準決勝で米国と対戦。勝てば決勝進出となる。敗れた場合は同日夜の3位決定戦に回る。この3位決定戦で勝てば、決勝に進出し、21日に米国と金メダルをかけて再戦する。敗れた場合は3位が決定する。いずれにしても日本は3位以上でメダルを獲得することが決まった。