20日、シンクロナイズドスイミング女子デュエット決勝のフリールーティンが行われた。予選で3位につけていた原田早穂、鈴木絵美子(ミキハウス)組が、48.917の得点をあげ、前日のテクニカルルーティンとの合計得点が97.167で3位となり、銅メダルを獲得した。日本はシンクロナイズドスイミングで84年ロサンゼルス大会以降、7大会連続のメダル獲得となった。
 日本よりも先に決勝の演技を終えた予選4位のライバル中国ペアの上に行くには、決勝フリールーティーンで48.084以上の点数が必要だった。大きな重圧のかかる中、原田、鈴木の息のあった演技が展開される。細かい足先の動きや高い足技を繰り出し、ミスのない演技で観客を魅了した。フリールーティーンの得点は48.017と中国ペアの得点を大きく上回り、演技終了時点で2位。その後、優勝したロシアに抜かれたが、3位で種目が終了し銅メダルを獲得した。

■鈴木絵美子、原田早穂両選手のコメント
「自分たちのランクが演技終了時で2位に表示されて嬉しかった。予選で中国に負けていた分、挑戦者として臨みました。中国に勝ててよかったです。自分たちの持っている力を出し切れたと思います」