21日に行われた卓球女子シングルス4回戦で、福原愛(ANA)は世界ランキング1位の張怡寧(中国)と対戦した。
 福原は張に5−11、2−11、5−11と3ゲーム連取されたが、そこから粘りを見せ、第4ゲームを11−9で奪う。第5ゲームも一時はリードするなど食い下がったが、惜しくも及ばず8−11。1−4で敗れ、準々決勝進出はならなかった。
 福岡春菜(中国電力)、平野早矢香(ミキハウス)はともに3回戦で敗退した。
福原愛選手のコメント
「自分としてはよくやれたと思います。相手の方がレベルは上だった。力の差を感じました。練習してきたことは出せたので、すっきりしています。挑戦者ですので、思い切って相手にぶつかっていこうと思っていた。前に試合をしたことがある相手なので、相手の弱点を思い出しながらやりました。第5ゲームでチャンスがあったが、相手の実力が上で逃げ切られてしまった。
小さい頃から北京五輪に出るのが夢で、その舞台で思い切って自分のプレーができたことはプラスになると思うし、頑張ったと思います。前回のアテネ五輪は、自分が出ていいのかなと思いながら試合をしてしまった。今回は日本代表として恥ずかしくないプレーをしたいと思っていたので前回とは全然違うオリンピックになりました」

 男子シングルス3回戦では、世界ランキング21位で19歳の水谷隼(スヴェンソン)が世界ランキング17位のクレアンガ(ギリシャ)と対戦し、11−9で第1ゲームを取ったものの、9−11、4−11、8−11、3−11のと4ゲーム連取され、1−4で敗れた。
 同じく男子シングルス3回戦に出場した世界ランキング19位の韓陽(東京アート)は、スミルノフ(ロシア)を4−1で下したが、4回戦で世界ランキング1位で第1シードの王皓(中国)に1−4で敗れ、8強入りはならなかった。