21日に行われた陸上女子20キロ競歩決勝で、アテネ五輪に続く2大会連続で出場した日本記録保持者の川崎真裕美(海老沢製作所)は、1時間29分43秒で14位、初出場の小西祥子(大阪茗友ク)は1時間32分21秒で26位だった。
 男子やり投げに出場した村上幸史(スズキ)は78メートル21で全体の15位に終わり、決勝進出はならなかった。
 雨で競技開始が1時間遅れ、やり投げのピットも滑りやすい悪条件の中での予選。ロス五輪での吉田雅美以来の決勝進出の期待がかかった村上だったが、1本目は足を滑らせファウル。2本目は78メートル21、3回目は76メートル29を投げたが、全体の15位となり、決勝に進出できる12位以内に入ることができなかった。 

村上幸史選手のコメント
「80メートル1つの(予選通過)ラインになると思ったので、その記録を目標にしていた。記録的にはもう少しいきたかったですね。チャンスがあった分、悔しかったです。(激しい雨、1時間の待ち時間となったが)それでチャンスをつくろうかなと思ったんですけど。今シーズン、調子は上向きで来ていた。世界の壁を超えることを目標にしてたので、もう少しいけたんじゃないかなと思う。実力は出しきったので、これを課題にして今後もやっていきたいと思います。2度目の五輪。この舞台に立てたことは嬉しかった。すごく良い経験をさせてもらったと思っています」

 夜に行われた男子400メートルリレー予選で、アテネ五輪で4位入賞を果たした日本(塚原直貴・末続慎吾・高平慎士・朝原宣治)は1組目に出場。第4走者の朝原にバトンが渡る手前で5位だったが、米国、ナイジェリア、南アフリカの3カ国のバトンミスにより2位に浮上、38秒52のシーズンベストで2着に入り、決勝進出を決めた。