22日はなんといっても野球に注目だ。日本は4勝3敗の4位通過で準決勝進出を決めた。上々の結果とはいえないが、初めから見据えるのは頂点のみ。これから始まる決勝トーナメントで負けなければ問題ない。準決勝の対戦相手の韓国は、予選で7戦全勝と波に乗るが、日本にとっていい情報もある。2006年に開催されたワールド・ベースボール・クラシックで日本は予選リーグで韓国に2敗を喫した。だが、その後準決勝で雪辱を果たし、そのままの勢いで栄冠を勝ち取ったのだ。チーム一丸となって2年前の再現を目指したい。
 陸上では男子50キロ競歩決勝に山崎勇喜(長谷川体育施設)が出場する。山崎は昨年の大阪世界陸上で誘導員のミスで途中棄権になった苦い経験を持つ。入賞圏内にいただけにショックは大きかったはずだ。今大会では20キロ競歩で11位となり、残すは50キロのみとなった。加えて日本陸上陣はこれまでメダルなしと苦戦を強いられているだけに、山崎にかかる期待は大きい。

 シンクロのチームも見逃せない。日本はデュエットで銅メダルを獲得して“お家芸”の誇りを死守した。しかし、チームが正式種目になってから3大会連続でメダルを獲得しているだけに、4位以下は許されない状況だ。この日行われるテクニカルルーティンで好位置をキープしたい。

 女子マウンテンバイク決勝に出場する片山梨絵(スペシャライズド)は全日本選手権4連覇(2004年〜)を成し遂げた国内屈指のライダーだ。実力を発揮できればメダルも夢ではない。女子カヤックフォア500mもメダルに挑む。9チーム中8番目に決勝進出を決めた日本は苦戦が予想されるが、一発勝負の決勝は何が起こるかわからない。

<注目競技のテレビ中継予定>

【野球】日本対韓国
11:00〜 TBS系列
【シンクロ】チーム・テクニカルルーティン
13:05〜 NHK総合
【陸上】女子5000m、男女400mリレー決勝ほか
19:30〜 NHK総合

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