開催を翌日に控えた「戦極〜第四陣〜」(さいたまスーパーアリーナ)の公開計量が23日、都内ホテルで行なわれ、出場する全18選手は計量を一発クリアした。続いて行われた前日会見では、戦極で初のメーンイベントを務める五味隆典(久我山ラスカルジム)が、「自分の試合の終了のゴングが鳴った瞬間に第四陣が終わる。試合後にどうなろうと、持っている力を全て出し切りたい」と試合への意気込みを語った。
(写真:ライト級のベルトに意欲をみせる五味)
「Road to 五味」のサバイバルが始まる。今回実施される北岡悟(パンクラスism)、光岡映二(和術慧舟會RJW)と世界屈指の日本人選手も出場するライト級トーナメント、この覇者が五味への挑戦権を獲得する。彼らが標的とする五味もメーンイベントに登場し、現DEEPライト級王者のハン・スーファン(CMA KOREA)を迎え撃つ。
「今後メーンを任せてもらえるかどうかは明日の試合によって決まる。しっかりと期待を応えたい」と五味は戦極のエースとしての地位確立を誓った。注目のライト級GPについては、「(チャンピオンとして)指名試合を待つといった気分。そろそろ新しいベルトがほしいですね」と同階級の第一人者として余裕を見せる一面も。また、開催中の北京五輪で日本レスリング陣の活躍に感化されたことも明かし、「オリンピック同様、日本人が強いというところをみせたい」と語った。

 第四陣はPRIDE王者・五味やシドニー五輪金メダリスト・瀧本誠(吉田道場)ら9カ国からトップファイターが集結する。その中でも、ライト級トーナメントは4カード全てに日本人選手が組み込まれていることもあり、日本人によるベスト4独占の期待もかかる。今後のライト級戦線を占うさいたまスーパーアリーナのリングから目が離せない。

「戦極〜第四陣〜」
2008年8月24日、さいたまスーパーアリーナ
開場14:30 開始16:00

<第1試合>※ヘビー級
高橋和夫(フリー)×ヴァレンタイン・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グリーリー)
<第2試合>※ヘビー級
ピーター・グラハム(オーストラリア/A・E FACTORY)×モイス・リスボン(フランス/ヨーロッパ・トップチーム)
<第3試合>※ヘビー級
パウエル・ナツラ(ポーランド/チームナツラ)×ヤン・ドンイ(韓国/CMA KOREA)
<第4試合>※ライト級グランプリ
廣田瑞人(GUTSMAN修斗道場)×ライアン・シュルツ(アメリカ/チーム・クエスト)
<第5試合>※ライト級グランプリ
横田一則(GRABAKA)×ボーヤン・コセドナー(スロベニア/WFC)
<第6試合>※ライト級グランプリ
光岡映二(和術慧舟會RJW)×ホドリゴ・ダム(ブラジル/アライアンスBJJ)
<第7試合>※ライト級グランプリ
北岡悟(パンクラスism)×クレイ・フレンチ(アメリカ/H.I.T. Squad)
<第8試合>※ミドル級
瀧本誠(吉田道場)×フランク・トリッグ(アメリカ/RAW Team)
<第9試合>※ライト級
五味隆典(久我山ラスカルジム)×ハン・スーファン(韓国/CMA KOREA)