HIROYA、完勝でベスト8進出 〜K-1 甲子園〜
29日、ディファ有明で「K-1 甲子園 KING OF UNDER18〜FINAL16〜」が開催された。メーンで登場したHIROYA(セントジョーンズインターナショナルハイスクール)は園田顕悟(宮崎県立門川高校)を判定(3−0)で下したが、「反省点がたくさんある。うれしいのと半分半分です」と納得いく内容とはいかなかったようだ。
HIROYAら勝利した8選手は10月1日の「K-1 WORLD MAX」のリングでベスト4の座をかけ激突する。
(写真:メーンのリングで強さを証明したHIROYA)
「いつもの悪いクセ(立ち上がりの動きが硬い)が出た」との言葉通り、HIROYAは1R、園田の前蹴りに押された。しかし、徐々に調子を掴むと、タイ仕込みの回転の早いパンチの連打で攻め込み、2R、3Rで一度ずつダウンを奪うなど、完勝。試合後、「すぐにタイに戻って10月の試合(準々決勝)に備えたい」と語ったHIROYA。「通過点」と位置づけるK−1甲子園の頂点に一歩近づいた。
同じく一回戦に登場した藤鬥嘩裟(勇志国際高校)は、平塚大士(愛知県立安城農林高校)に判定負けを喫した。終始前に出続けた平塚は、藤の蹴りを封じ、勝利を引き寄せた。試合後、平塚はリング上で3年前に病死した母の遺影を手にして勝利を喜んだ。
“打倒HIROYA”を掲げ、優勝候補の一角として臨んだが、藤の甲子園は初戦で幕を閉じた。
(写真:母の遺影を手に号泣して勝利を喜ぶ平塚)
日下部竜也(愛知県立豊田高校)は中部地区王者の力をいかんなく発揮し、戸邊陸馬(神奈川県立荏田高校)を下した。跳ねるような軽やかなステップから繰り出される日下部のパンチとキックのコンビネーションは、実力者が集結した甲子園でも際立っていた。3Rには巧みな上下への打ち分けからの右ストレートでダウンも奪ってみせた。
卜部功也(千葉県立岬高校)は林恭平(大阪府立東百舌鳥高校)を超高校級のパンチテクニックで翻弄。再激戦区の関東を制した実力を証明した卜部が、林を下しベスト8進出を決めた。
“高校ビッグ3”として登場した嶋田翔太(私立西武台高校)は山口裕(大阪府立平野高校)と対戦。嶋田は、強烈なミドルキックを放ち続けるが、山口も西日本柔道の意地をみせて前に出続けた。一進一退の攻防のまま終了かと思われた3R残り10秒、嶋田がパンチの雨を降らせ、それまで必死に耐えていた山口からダウンを奪った。
前田憲作K-1ユース監督が、「誰が勝ってもおかしくない」と語ったように、力が拮抗した今回のK−1甲子園。谷川貞治EPは「さすがのHIROYA、強さを証明した嶋田、天才・日下部」と感想を語る。高校生最強を決めるリングは戦国時代の様相を呈してきた。
そのほかの試合結果は以下のとおり。
<第1試合>※K-1 WORLD YOUTHスペシャルマッチ
○瀧谷渉太(全日本新武道連盟 桜塾)
3R判定 3−0
×江幡塁(伊原道場土浦)
<第2試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○嶋田翔太(主催者推薦/私立西武台高校)
3R判定 3−0
×山口裕人(西日本地区準優勝/大阪府立平野高校)
<第3試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○村越凌(関東地区3位/神奈川県立平塚農業高校)
3R判定 3−0
×木谷典史(西日本地区優勝/近畿大学付属高校)
<第4試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○坪井悠介(中部地区準優勝/静岡県立天竜林業高校)
2R1分4秒 KO
×山本宜明(東北・北海道地区優勝/宮城県立仙台東高校)×
<第5試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○卜部功也(関東地区優勝/千葉県立岬高校)
3R判定 3−0
×林恭平(西日本地区3位/大阪府立東百舌鳥高校)
<第6試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○佐々木大蔵(関東地区準優勝/東京都立山崎高校)
3R判定 3−0
×小林幸太(主催者推薦/埼玉県立大井高校)×
<第7試合>※K-1 WORLD YOUTHスペシャルマッチ
○卜部弘嵩(西山道場)
3R2分33秒 KO
×石橋真幸(名古屋JKファクトリー)
<第8試合>※K-1 WORLD YOUTHスペシャルマッチ
△才賀紀左衛門(大誠塾)
3R判定ドロー(0−0)
△谷山俊樹(谷山ジム)
<第9試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○日下部竜也(中部地区優勝/愛知県立豊田高校)
3R判定 3−0
×戸邊陸馬(関東地区ベスト8/神奈川県立荏田高校)
<第10試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○平塚大士(中部地区3位/愛知県立安城農林高校)
3R判定 2−1
×藤鬥嘩裟(主催者推薦/勇志国際高校)
<第11試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○HIROYA(主催者推薦/セントジョーンズインターナショナルハイスクール)
3R判定 3−0
×園田顕悟(九州・沖縄・四国地区優勝/宮崎県立門川高校)
HIROYAら勝利した8選手は10月1日の「K-1 WORLD MAX」のリングでベスト4の座をかけ激突する。
(写真:メーンのリングで強さを証明したHIROYA)
「いつもの悪いクセ(立ち上がりの動きが硬い)が出た」との言葉通り、HIROYAは1R、園田の前蹴りに押された。しかし、徐々に調子を掴むと、タイ仕込みの回転の早いパンチの連打で攻め込み、2R、3Rで一度ずつダウンを奪うなど、完勝。試合後、「すぐにタイに戻って10月の試合(準々決勝)に備えたい」と語ったHIROYA。「通過点」と位置づけるK−1甲子園の頂点に一歩近づいた。
同じく一回戦に登場した藤鬥嘩裟(勇志国際高校)は、平塚大士(愛知県立安城農林高校)に判定負けを喫した。終始前に出続けた平塚は、藤の蹴りを封じ、勝利を引き寄せた。試合後、平塚はリング上で3年前に病死した母の遺影を手にして勝利を喜んだ。
“打倒HIROYA”を掲げ、優勝候補の一角として臨んだが、藤の甲子園は初戦で幕を閉じた。
(写真:母の遺影を手に号泣して勝利を喜ぶ平塚)
日下部竜也(愛知県立豊田高校)は中部地区王者の力をいかんなく発揮し、戸邊陸馬(神奈川県立荏田高校)を下した。跳ねるような軽やかなステップから繰り出される日下部のパンチとキックのコンビネーションは、実力者が集結した甲子園でも際立っていた。3Rには巧みな上下への打ち分けからの右ストレートでダウンも奪ってみせた。
卜部功也(千葉県立岬高校)は林恭平(大阪府立東百舌鳥高校)を超高校級のパンチテクニックで翻弄。再激戦区の関東を制した実力を証明した卜部が、林を下しベスト8進出を決めた。
“高校ビッグ3”として登場した嶋田翔太(私立西武台高校)は山口裕(大阪府立平野高校)と対戦。嶋田は、強烈なミドルキックを放ち続けるが、山口も西日本柔道の意地をみせて前に出続けた。一進一退の攻防のまま終了かと思われた3R残り10秒、嶋田がパンチの雨を降らせ、それまで必死に耐えていた山口からダウンを奪った。
前田憲作K-1ユース監督が、「誰が勝ってもおかしくない」と語ったように、力が拮抗した今回のK−1甲子園。谷川貞治EPは「さすがのHIROYA、強さを証明した嶋田、天才・日下部」と感想を語る。高校生最強を決めるリングは戦国時代の様相を呈してきた。
そのほかの試合結果は以下のとおり。
<第1試合>※K-1 WORLD YOUTHスペシャルマッチ
○瀧谷渉太(全日本新武道連盟 桜塾)
3R判定 3−0
×江幡塁(伊原道場土浦)
<第2試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○嶋田翔太(主催者推薦/私立西武台高校)
3R判定 3−0
×山口裕人(西日本地区準優勝/大阪府立平野高校)
<第3試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○村越凌(関東地区3位/神奈川県立平塚農業高校)
3R判定 3−0
×木谷典史(西日本地区優勝/近畿大学付属高校)
<第4試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○坪井悠介(中部地区準優勝/静岡県立天竜林業高校)
2R1分4秒 KO
×山本宜明(東北・北海道地区優勝/宮城県立仙台東高校)×
<第5試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○卜部功也(関東地区優勝/千葉県立岬高校)
3R判定 3−0
×林恭平(西日本地区3位/大阪府立東百舌鳥高校)
<第6試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○佐々木大蔵(関東地区準優勝/東京都立山崎高校)
3R判定 3−0
×小林幸太(主催者推薦/埼玉県立大井高校)×
<第7試合>※K-1 WORLD YOUTHスペシャルマッチ
○卜部弘嵩(西山道場)
3R2分33秒 KO
×石橋真幸(名古屋JKファクトリー)
<第8試合>※K-1 WORLD YOUTHスペシャルマッチ
△才賀紀左衛門(大誠塾)
3R判定ドロー(0−0)
△谷山俊樹(谷山ジム)
<第9試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○日下部竜也(中部地区優勝/愛知県立豊田高校)
3R判定 3−0
×戸邊陸馬(関東地区ベスト8/神奈川県立荏田高校)
<第10試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○平塚大士(中部地区3位/愛知県立安城農林高校)
3R判定 2−1
×藤鬥嘩裟(主催者推薦/勇志国際高校)
<第11試合>※K-1 甲子園 FINAL16
○HIROYA(主催者推薦/セントジョーンズインターナショナルハイスクール)
3R判定 3−0
×園田顕悟(九州・沖縄・四国地区優勝/宮崎県立門川高校)