10月11日(土)
◇リーグチャンピオンシップ(第3戦)
 優士、サヨナラ打!(富山3勝0敗、宮野野球場、1,559人)
群馬ダイヤモンドペガサス   3 = 0100010010
富山サンダーバーズ   4 = 0000000031× (延長10回)
勝利投手 木谷(1勝0敗2S)
敗戦投手 キム(1勝1敗)
本塁打
(群)小田1号ソロ
(富)草島1号3ラン
 2連勝で優勝に王手をかけた富山が、延長戦の末にホームで劇的なサヨナラゲームをおさめ、初優勝を果たした。

 終盤まで試合の主導権を握っていたのは群馬だった。まずは2回表、7番・小西翔のタイムリーで1点を先制すると、6回表にも再び小西がタイムリーを放ち、1点を追加した。

 さらに9回には1番・小田智康の一発でダメ押しの3点目が入った。投げては先発の大木拓朗、7回からマウンドに上がった2番手の通事慧太は富山打線を無失点に抑える好投を見せ、9回表が終了した時点で群馬3−0。試合は決まったかに思われた。

 ところが、8回まで快音が聞かれなかった富山打線が土壇場で息を吹き返す。後がない9回裏、2死ながら一、二塁とすると6番・草島諭が起死回生の一発を放ち、一気に同点とした。そして迎えた10回裏、2死一、三塁とすると、この試合無安打だった3番・優士の当たりはセカンドへ。しかし、これが決勝タイムリーとなり、富山が3連勝でリーグ初優勝を決めた。

 富山は17日から始まる独立リーグ・グランドチャンピオンシップに臨み、四国・九州アイランドリーグの覇者・香川オリーブガイナーズと独立リーグの王座をかけて対戦する。