10月8日(水)
◇リーグチャンピオンシップ(第2戦)
 13安打の猛攻で快勝(富山2勝0敗、敷島球場、803人)
富山サンダーバーズ      9 = 210002130
群馬ダイヤモンドペガサス   3 = 000101010
勝利投手 田中(1勝0敗)
敗戦投手 飯塚(0勝1敗)
セーブ   木谷(2S)
 富山が13安打9得点と効率よく得点を重ね、連勝。リーグ初優勝に王手をかけた。
 初回、富山は2点を奪って幸先よいスタートを切った。2回表にも2番・塚本雄一郎のタイムリーで1点を追加。群馬の先発・飯塚知之を早くもマウンドからひきずりおろし、試合の主導権を握る。

 群馬も4回裏に7番・遠藤靖浩のタイムリーで1点を返したが、投手陣が踏ん張ることが出来ない。3、4、5回とほぼ完璧なピッチングで無失点に抑えていた2番手のキム・ジョンファンが6回表、富山打線につかまる。先頭打者の7番・大士にセンター前に運ばれると、8番・廣田嘉明には死球を与える。9番・川端英治の内野ゴロの間にそれぞれランナーが進塁し、1死二、三塁とピンチを迎えた。結局、もちこたえることができず、この回2点を失う。

 これで再び富山打線に火がついた。7回表に1点を加えると、8回表には4番・野原祐也に3ランが飛び出した。投げては7回から先発の田中孝次をリリーフした木谷智朗が1点を失うものの、群馬打線の追撃を断ち切り、富山が連勝を果たした。

 群馬は11安打を放ちながら打線がつながらず、ホームで1勝することができなかった。優勝への道は残るアウェイでの3試合を全勝するしかない。勢い勝る富山にどこまでくらいつくことができるかは、崖っぷちにたたされたことで気持ちを吹っ切れるかどうかにかかっている。