四国・九州アイランドリーグは2008年シーズンの年間MVPとベストナイン、後期MVPを発表した。
 年間MVPは3連覇を果たした香川オリーブガイナーズから、前期MVPに輝き、30日のドラフト会議で東京ヤクルトより育成指名を受けた塚本浩二投手に決定。後期MVPには優勝した愛媛から大島慎伍外野手が選ばれた。ベストナインは福岡ソフトバンクから育成指名を受けた堂上隼人捕手(香川)と、智勝二塁手(香川)の2選手が3年連続で受賞した(智勝は07シーズンは遊撃手で選出)。

 他のベストナインは最多勝、最多奪三振の2冠に輝いた西川徹哉投手(高知)、ルーキーながら打率.301をマークした荒川大輔三塁手(福岡)ら4名が初受賞。ベストナイン10選手中8名はリーグ3年目以上の選手が占め、経験の差が現れた形になった。チーム別では香川と高知、福岡が最多で3名ずつを選出。長崎は1名で、後期優勝の愛媛はひとりも選出されなかった。後期最下位に沈んだ徳島も昨年に続き、ベストナインを輩出できなかった。
 また、今季から制定されたリーグ最優秀審判にはトライアウトを経て、今年からリーグの審判員に加わった田村光弘氏が選ばれた。

<年間MVP> 
塚本 浩二(香川、豊中高−神戸大−ワイテック)
 26試合 14勝3敗1S 防御率1.36 110奪三振
【プロフィール】
 1982年1月18日、大阪府出身。身長180センチ、80キロ。2006年香川に入団。アンダースローから直球、カーブ、シンカーを投げ込む。1年目に5勝、2年目に10勝と順調に勝ち星を伸ばし、今年は14勝3敗1セーブ、防御率1.67(リーグ2位)。エースとして2年連続独立リーグ日本一に貢献した。前期MVPも獲得。ドラフト会議で東京ヤクルトから育成2巡目指名を受けた。

<後期MVP> 
大島 慎伍(愛媛、大阪学院高−帝塚山大学)
 後期成績 39試合 打率.313 2本塁打 23打点 12盗塁
【プロフィール】
 1984年2月19日、大阪府出身。身長180センチ、80キロ。2006年途中に愛媛へ入団。大学時代まで投手だったこともあり、強肩と長打力のある打撃が魅力。07年には外野手のベストナインを獲得。今季も愛媛の中軸として活躍し、チームの後期優勝に貢献した。今季成績は78試合、打率.288、3本塁打、38打点。

<ベストナイン>
【投手】
西川 徹哉(高知、鳥羽高) 初
 31試合 17勝7敗 防御率1.46 116奪三振
【捕手】
堂上 隼人(香川、武相高−横浜商科大−日産自動車) 3年連続3度目
 78試合 打率.290 5本塁打 44打点 29盗塁
【一塁手】
真輝(高知、中京大中京高−立命館大−東海理化−愛媛マンダリンパイレーツ)
 80試合 打率.292 2本塁打 38打点 初(三塁で05、06年に受賞)
【二塁手】  
智勝(香川、桐光学園高−駒沢大) 2年ぶり2度目(遊撃で07年に受賞)
 61試合 打率.290 3本塁打 34打点
【三塁手】  
荒川 大輔(福岡、柳川高−東京農業大−阿部企業アスピア学園−岩手21赤べこ野球軍団) 初
 68試合 打率.301 3本塁打 34打点 24盗塁
【遊撃手】  
國信 貴裕(福岡、山陽高−広島国際学院大−高知ファイティングドッグス) 2年ぶり2度目
 80試合 打率.290 5本塁打 35打点 26盗塁
【外野手】  
西村 悟(福岡、東福岡高−東海大−徳島インディゴソックス) 2年ぶり2度目
 78試合 打率.317 4本塁打 28打点 26盗塁
【外野手】
YAMASHIN(高知、関西創価高−創価大−佐川急便(軟式)) 2年ぶり2度目
 79試合 打率.307 0本塁打 23打点 53盗塁
【外野手】
雄飛(長崎、鹿児島実高−日本文理大−鹿児島ホワイトウェーブ−香川オリーブガイナーズ) 初
 64試合 打率.311 1本塁打 17打点 22盗塁
【指名打者】
金井 雄一郎(香川、埼玉栄高−駒澤大) 初
 76試合 打率.299 1本塁打 27打点


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