WBA世界フライ級タイトルマッチが31日、広島サンプラザホールで開催され、王者坂田健史(協栄)が、同級1位のデンカオセーン・シンワンチャー(タイ)に2ラウンド2分55秒にKO負けした。坂田は日本初の大晦日防衛戦を地元・広島で迎えたが、5度目の防衛はならなかった。
 1ラウンドから前に出たのは挑戦者だった。接近戦に強い王者を怖がらずに前にでるデンカオセーン。ジャブを巧みに上下に打ち分けた。続く2ラウンド、坂田は強烈な右フックをテンプルに浴び、よろめきながらダウン。テンカウント以内に立ち上がることができずに、王座から陥落した。