米男子ゴルフの祭典「マスターズ」は日本時間12日、3日目を迎え、6位タイでスタートした片山晋呉は後半に3連続バーディーを奪うなどスコアを2つ伸ばし、通算6アンダーで首位と5打差の6位タイでホールアウトした。今田竜二は通算1オーバーのスコアをキープし、37位タイに浮上。首位は11アンダーでアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)とケニー・ペリー(米国)が並んでいる。タイガー・ウッズは通算4アンダーの10タイ。首位との7打差は縮まらず、残り1日での逆転優勝には厳しい状況となった。
 過去7回の経験がオーガスタの難コースを乗り越えようとしている。初日から安定した成績が続く片山は2番でロングパットを沈め、この日最初のバーディーを奪う。後半に入っても13番で6メートルのバーディーパットを決めると、14番ではグリーンの傾斜をうまくつかって、第2打をピン側30センチに寄せる。このホールもバーディでスコアを伸ばすと、15番は2オンを果たし、3連続バーディに成功した。

 惜しくも18番はボギーでホールアウトしたが、首位とは5打差。逆転優勝も可能なところにいる。これまでマスターズに出場した日本人では2001年、伊沢利光が4位に入ったのが最高。その記録更新も視界に入ってきた。