ニューヨーク・メッツでメジャーリーグ昇格を果たした高橋建が日本時間3日、フィラデルフィア・フィリーズ戦に2番手として登板。念願のメジャーデビューを果たした。3回、1死満塁でマウンドに上がった高橋は最初の打者を併殺打に打ち取り、ピンチを脱する。その後も5回まで投げきり、2回3分の2を投げて1安打無失点。左の中継ぎとして充分に役割を果たした。
 高橋は4月に40歳の誕生日を迎えたばかり。日本人選手では39歳で投げた桑田真澄(当時パイレーツ)を上回り、最年長デビューとなった。また40代での出場自体も日本人初。メジャー全体でも戦後3番目の年長デビュー記録という。試合には敗れたものの、落ち着いた投球に首脳陣の評価は高まった。不惑の左腕の働き場所は今後、増えることになりそうだ。