BCリーグでは、5月度のリーグ月間MVP受賞選手を発表。投手部門では南和彰選手(石川ミリオンスターズ)が、野手部門では青木智史選手(新潟アルビレックスBC)が選ばれた。
【投手部門】南和彰(石川ミリオンスターズ)初
       5試合(42回2/3) 5勝0敗(完投3) 防御率0.84 39奪三振
<プロフィール>
1981年8月27日、兵庫県出身。神港学園高卒業後、福井工大に進学。北陸大学野球リーグで24連勝をマークし、通算32勝を挙げる。最優秀選手賞1回、敢闘賞2回、ベストナイン2回。2004年、ドラフト8巡目で指名を受け、巨人に入団したが、3年目のオフに戦力外通告を受ける。07年には米独立リーグでチーム最多の11勝をマークし、チーム最優秀投手賞を獲得する活躍を見せた。石川に入団した昨季は27試合に登板し、15勝5敗1セーブ、防御率1.45で最多勝に輝いた。今季もリーグ最多の8勝を挙げ、エースとしてチームに貢献している。184センチ、93キロ、右投右打。


【野手部門】青木智史(新潟アルビレックスBC)2度目
        15試合60打数24安打 打率.400 本塁打13 打点2
<プロフィール>
1979年9月10日、神奈川県出身。小田原高校では甲子園に一度も出場していないが、走攻守三拍子そろった逸材として、ドラフト6位で広島に指名され、将来を嘱望される。しかし、ケガが多く、1軍での出場機会がないまま2000年オフに戦力外通告を受けた。その後渡米し、3年間メジャーリーグのトライアウトを受け続ける。03年にようやくシアトル・マリナーズ1Aと契約するも、その年限りで解雇され、その後は豪州のセミプロチームや米独立リーグなどを渡り歩く。05年に帰国し、ウェルネス魚沼へ。同チームが休部したのを機に創設されたセガサミーで07年までプレーした。昨季、球団トライアウトを経て新潟に入団し、打の大黒柱としてチームを牽引。本塁打王に輝いている。今季よりコーチを兼任。現在、本塁打(7本)、打点(25点)ともにリーグトップ。187センチ、95キロ、右投右打。