東京シティ競馬(TCK)の呼称で知られる大井競馬場では、東京の夜を彩るトゥインクルレースが開催中です。6月21日(日)から26日(金)までの6日間の開催では、上半期の古馬ダート王を決める帝王賞(Jpn?、2000m)を含む64レースが組まれ、激しいレースを展開しています。TCKではスローガン『走れ、ドラマ。TCK』を掲げ、競馬にまつわるドラマにスポットをあてています。TCKコメンテーターに当HP編集長・二宮清純が就任し、砂上で繰り広げられる様々な物語や競馬の持つ魅力をお伝えしています。

 24日(水)のメインレースは第32回帝王賞です。南関東競馬のみならず、中央競馬も含めた全国の古馬チャンピオンを決定するビッグレース。毎年、中央所属馬と地方競馬所属馬が熾烈な争いを繰り広げる大井競馬場の名物レースがやってきます。

 今年の注目馬は武豊騎乗のヴァーミリアン(牡7、栗東・石坂正厩舎)。過去にG?を6勝しているものの、これまで帝王賞に参戦したことがありませんでした。満を持してこの舞台に登場しますが、大井競馬場の2000mは07年JBCクラシック、東京大賞典で2勝を挙げており得意としているコースです。中央競馬の大将格として、このレースは落とせない戦いになります。

 迎え撃つ地方競馬のエースはフリオーソ(牡5、船橋・川島正行厩舎)です。昨年、このレースを逃げ切っており、ディフェンディングチャンピオンとしての出走になります。先行しながら直線で粘りこむ足は中央の強豪たちでもなかなか交わすことのできない強力な武器です。過去にこのレースを連覇した馬はいませんが、この馬も大井の2000mを最も得意としています。6回の対戦で後塵を拝し続けているヴァーミリアンに一矢報いるとしたら、今年の帝王賞が最大のチャンスになるでしょう。

 他にも2年前、3年前の覇者ボンネビルレコード、アジュディミツオーや06年ジャパンカップダートの勝ち馬アロンダイト、地元・大井の上がり馬バグパイプウインドが出走します。2強以外にも虎視眈々と隙を狙っていることでしょう。13頭が覇を競う夏のダート王者決定戦から目が離せません!

 TCKホームページでは『二宮清純責任編集 TCKドラママガジン』を発行し、好評配信中です。トゥインクルレースで行われる重賞レースを編集長の視点から綴っていく“TCKドラマコラム”や、主要な重賞レースを独自の切り口から分析する“重賞千里眼”(帝王賞の予想を明日公開)、競馬のプロフェッショナルたちと熱い競馬談義を交わす“ガチンコ対談”(TCKリーディングジョッキー・戸崎圭太騎手との対談を公開中)など、様々なコンテンツを展開しています。

 東京も梅雨に入りすっきりとしない天気が続きますが、毎年熱いドラマが繰り広げられる夏のダート最強馬決定戦では爽快な気分が味わえます。是非、TCKトゥインクルレースへご来場ください。

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【6月開催日程】
6月21日(日)〜26日(金)
開門14:40、最終レース発走20:50(24日のみ 開門13:50)

【6月重賞日程】
6月24日(水) 帝王賞(Jpn?) 20:10発走