ベルリンで行なわれている陸上世界選手権の女子マラソン日本代表・渋井陽子(三井住友海上)が23日に行なわれるレースを欠場することとなった。
 渋井は春に左太もも裏を痛め、世界選手権に向けた走り込みが不足していた。さらに今月の米国合宿から帰国後に右足甲を故障、ベルリンでの最終調整でさらにケガの状況が悪化したため、今大会の出場を取りやめた。

 渋井は昨年11月にベルリンの切符を懸けて東京国際女子マラソンに臨んだものの、後半で失速し4位に終わった。しかし、その2カ月後に出場した大阪国際女子マラソンで見事優勝し、今大会への出場を決めた。渋井にとって世界陸上でのマラソンは4位となった01年エドモントン大会以来8年ぶり2度目の出場となるはずだった。

 女子マラソンで補欠となっていた森本友(天満屋)も調整不足のため今大会には出場せず、日本人選手のエントリーは5名から4名となる。