ボクシングのWBCフライ級王者の内藤大助(宮田)が、6度目の防衛戦を元WBAフライ級王者の亀田興毅(亀田)と戦うことが決まった。開催日、場所は現在調整中。内藤は2007年に興毅の弟・大毅と防衛戦を行い、大差の判定勝ちを収めている。しかし、大毅が試合終盤に反則を繰り返し、セコンドについた興毅もそれを促すような指示を出していたことから、大騒動に発展した過去がある。
 その後、08年に内藤が3度目の防衛を果たした直後には、興毅がリングに上がり、直接対決を希望。開催に向けて交渉が進んでいたが、折り合わず対戦はならなかった。興毅は現在、WBAの同級1位にランキングされているが、内藤に挑戦するためにはWBCへの鞍替えが必要になる。そのため両者の対決はWBCのランキングに興毅が入ってから正式決定される見込みだ。

 既に興毅は9月5日に元NABF北米ライトフライ級王者ウンベルト・プール(メキシコ)とのノンタイトル戦が組まれており、これが世界挑戦の前哨戦となる。内藤vs.亀田一家。2年ぶりとなる因縁の大一番は年内にも実現する。