神戸9クルーズは22日、来季より元阪神の池内豊新監督が就任すると発表した。池内氏は香川県出身の57歳。1971年に南海にドラフト4位で入団し、76年より阪神に移籍。中継ぎエースとして、82年には当時のセ・リーグタイ記録となる72試合に登板した。現役通算成績は452試合、31勝31敗30セーブ、防御率3.92。引退後はオリックス、中日、韓国の起亜タイガースでコーチ、スコアラーなどを経験している。
 今季の神戸は前期は2位、後期は3位に終わった。元阪神の中田良弘監督の下、シーズンをスタートしたものの、地域貢献活動に力を入れたい球団の方針と対立して7月末に解任。その後は村上眞一コーチが監督代行として指揮を執っていた。池内氏は現在、元南海の門田博光氏が顧問を務めるホークスドリーム社の営業部長を務めており、球団は同社と提携して選手のセカンドキャリアをサポートする体制を構築する予定だ。