東京シティ競馬(TCK)の呼称で知られる大井競馬場では、東京の夜を彩るトゥインクルレースが開催中です。11月2日(月)から7日(土)までの6日間の開催では、TCK唯一の2歳混合重賞ハイセイコー記念(S?、1600m)を含む65レースが組まれ、激しいレースを展開しています。TCKではスローガン『走れ、ドラマ。TCK』を掲げ、競馬にまつわるドラマにスポットをあてています。TCKコメンテーターに当HP編集長・二宮清純が就任し、砂上で繰り広げられる様々な物語や競馬の持つ魅力をお伝えしています。

 4日(水)のメインレースは第42回ハイセイコー記念です。デビューして間もない2歳馬たちがTCKで初めてビッグレースに臨みます。レース名となっているハイセイコーは、今さら説明不要の昭和のアイドルホース。最も活躍していたころには厩舎で過ごすタイセイコーの様子がワイドショーや少年誌で取り上げられたといいます。そのハイセイコーイ自身が大井競馬場で最後に走ったレースが第5回青雲賞、01年にハイセイコー記念と改名される前のレースです。当時から快速馬として知られていたハイセイコーですが、この時のタイム1分39秒2は現在でもレースレコードとして残っています。ハイセイコーの名前はレース名だけでなく、レコードタイムにも“伝説”として残っているのです。

 ハイセイコーほどの超大物が誕生することは稀ですが、ハイセイコー記念の勝ち馬は来月の大一番・全日本2歳優駿(Jpn?、川崎)の有力候補となるだけでなく、来年の3歳クラシックの主役となります。昨年の覇者ナイキハイグレードは今年の羽田盃を制し、見事にクラシックホースの栄誉を得ています。2年連続で未来のG?ホースが誕生するのか。来年にむけても注目のレースです。

 TCKホームページでは『二宮清純責任編集 TCKドラママガジン』を発行し、好評配信中です。トゥインクルレースで行われる重賞レースを編集長の視点から綴っていく“TCKドラマコラム”や、主要な重賞レースを独自の切り口から分析する“重賞千里眼”(ハイセイコー記念の予想を公開)、競馬のプロフェッショナルたちと熱い競馬談義を交わす“ガチンコ対談”(的場文男騎手との後編を公開中)など、様々なコンテンツを展開しています。

 11月に入り、急激に風が冷たくなりました。今開催をもって8カ月に渡って開催されてきたトゥインクルレースも幕を閉じます。冷たい風が吹いても、ダートで繰り広げられる戦いは熱さを増すばかり。クライマックスへ向けた激戦を是非、ライブでお楽しみください。

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【11月開催日程】
11月2日(月)〜7日(土) 最終レース発走20:50
【11月重賞日程】
11月4日(水) ハイセイコー記念(S?) 20:15発走