四国・九州アイランドリーグは11月から高知、埼玉、大阪、福岡の4カ所で行われたトライアウトで特別合格となった8選手に加え、13日に福岡で行われた2次テストの最終合格者を決定し、入団交渉権を獲得するドラフト会議を行った。結果、17選手が指名を受けた。
 球団別の人数は最多が長崎の6名、最小が愛媛と徳島の2名。他は香川が4名、長崎が3名を指名した。来季公式戦の不参加が決定した福岡球団の選手が5球団に分配されたことにより、指名人数は過去最小規模にとどまった。トライアウトに受験した283選手の中で指名を受けたのはわずか16名。倍率は17.7倍と、かなり狭き門だった。長崎は新人2選手に加え、先の福岡救済ドラフトで獲得希望がなかった森下一平投手を指名。香川は韓国プロ野球で通算206試合の登板経験を持つ左腕のキム・ギョンテ投手の交渉権を獲得した。

 今後、各球団は選手との入団交渉を行い、球団独自のトライアウトも実施しながら来季の陣容を確定させる。各チームの指名選手は以下の通り。

高知ファイティングドッグス
 村上祐基(むらかみ・ゆうき) 内野手、右投右打、如水館高−立正大、22歳
 大谷龍太(おおたに・りゅうた) 外野手、右投右打、前沢高、水沢駒形野球倶楽部、21歳
 丸野裕司(まるの・ゆうじ) 投手、右投右打、西宮今津高−日本体育大、22歳
 青木走野(あおき・そうや) 外野手、右投左打、オーストラリア・ロビーナ高−オクレア・キャバリアーズ、22歳
 安田圭佑(やすだ・けいすけ) 外野手、左投左打、延岡工高−別府大、22歳 
 林洋平(はやし・ようへい) 内野手、右投右打、鎮西高、18歳

長崎セインツ
 渡辺裕起(わたなべ・ゆうき) 内野手、右投左打、鹿児島高−九州産業大、23歳
 野澤潤一郎(のざわ・じゅんいちろう) 外野手、右投右打、創造学園大付属高、19歳
 森下一平(もりした・いっぺい) 投手、右投右打、東筑紫学園高−創価大(中退)−福岡レッドワーブラーズ、20歳

香川オリーブガイナーズ
 舟生源太(ふにゅう・げんた) 外野手、右投左打、日大山形高−日本大(中退)、20歳
 大原淳也(おおはら・じゅんや) 内野手、右投右打、佐賀学園高−九州共立大−ヒタチエクスプレス−アークバリアドリームクラブ、25歳
 西崎康真(にしざき・こうま) 投手、右投右打、近江兄弟社高−大阪学院大−全大津野球団−神戸9クルーズ、24歳
 キム・ギョンテ 投手、左投左打、韓国ソンナム高−韓国キョンヒ大−LGツインズ−斗山ベアーズ−SKワイバーンズ−LGツインズ、34歳

愛媛マンダリンパイレーツ
 赤嶺祥悟(あかみね・しょうご) 投手、右投右打、豊見城南高−九州産業大、22歳
 赤嶺亮(あかみね・りょう) 投手、右投左打、南部工高−てるクリニック、23歳

徳島インディゴソックス
 東弘明(あずま・ひろあき) 内野手、右投右打、八日市南高、17歳
 岩崎雄也(いわさき・ゆうや) 投手、左投左打、崇徳高−広島経済大−広島鯉城クラブ、22歳

※指名順