18日(現地時間)、バンクーバーパラリンピックノルディックスキー距離男子10キロクラシカル立位で新田佳浩(日立システム)が今大会日本勢第1号となる金メダルを獲得した。2位に30秒以上の差をつける26分29秒5の好タイムでの快勝。主将自らが世界の頂点に立ち、日本選手団に追い風を送った。同日行なわれたアルペンスキー滑降男子座位で森井大輝が銀メダル、狩野亮が銅メダルを獲得。これで今大会日本勢のメダルは計6個(金1、銀1、銅4)となった。

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 1998年長野大会から出場している新田は、2002年ソルトレークシティー大会では銅メダルを獲得。しかし、それは優勝した選手が薬物使用によるメダル剥奪により繰り上げでのものだった。さらに金メダルを期待された06年トリノ大会ではまさかの転倒で13位に終わった。これまで自らが納得のいく成績を挙げられていなかった新田。彼にとって金メダルは「8年越しの悲願」だった。パラリンピックノルディックスキー距離での金メダルは日本人初の快挙だ。

編集長・二宮清純が新田選手に独占インタビュー! 新田選手のパラリンピックにかける思いやクロスカントリースキーの醍醐味などが語られています。
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