パラグアイが堅守でスロバキア下す 〜グループリーグF第2節〜

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 20日、南アフリカワールドカップグループリーグF第2節がブルームフォンテーンで行われ、スロバキア(FIFAランキング34位)とパラグアイ(同31位)が対戦した。前半からボールを持ち試合を支配したパラグアイは前半27分、MFエンリケ・ベラ(リガ・デ・キト)が先制弾を叩き込む。後半に入るとスロバキアが反撃に転じるも、パラグアイの堅い守りを崩すことはできない。すると攻め疲れた相手を尻目に徐々に流れを引き戻したパラグアイが、終了間際にも1点を追加し2対0で今大会初勝利をあげた。

 完勝でグループ首位に立つ(ブルームフォンテーン)
スロバキア 0−2 パラグアイ
【得点】
[パ] エンリケ・ベラ(27分)、クリスティアン・リベロス(86分)
 第1節は2戦とも引き分けに終わっているグループF。今日行われた第2節で勝利を手に入れた国が大きく決勝トーナメントへむけ前進することになっていた。

 試合を序盤からコントロールしたのはパラグアイだ。前線からボールを奪いに行く姿勢をみせ、スロバキアに自由なスペースを与えない。そして虎視眈々とゴールを狙う破壊力のある3トップがスロバキアゴールに迫っていく。

 前半9分、左サイドのPA少し外からFWロケ・サンタクルス(マンチェスター・シティ)がミドルシュート。さらに16分にはMFクリスティアン・リベロス(クルス・アスール)がゴール正面からシュートを放ちチャンスを作る。両シュートともにGKヤン・ムハ(レキア・ワルシャワ)に阻まれるが、段々とゴールをこじ開けるシーンに近づいていく。

 そして迎えた27分。左サイドからボールを受けたFWルーカス・バリオス(ドルトムント)がゴール前へラストパスを送る。そこへ走り込んだベラが2人のDFに囲まれながらもしぶとく足を出しシュート。ボールはゴール左隅に吸い込まれパラグアイが先制する。堅い守備から手数をかけずに攻撃に移るというスタイルで1点のリードを奪った。

 前半を終えた時点で両国のシュート数はパラグアイ8本に対しスロバキアはわずかに1本。パラグアイは常に攻め続けるわけではないが、相手へ攻撃のチャンスを作らせることなく試合を折り返す。

 後半に入ると、スロバキアはFWスタニスラフ・セスタク(ボーフム)、MFマレク・ハムシク(ナポリ)を中心に反撃に出る。しかし、パラグアイ陣内で攻撃の組み立てを図るものの、決定的なチャンスを作るには至らない。パラグアイは守護神のフスト・ビジャール(バリャドリード)を中心に鉄壁の守りを見せ、スロバキア相手に全く隙をみせなかった。

 すると、流れは再びパラグアイへ。27分にはまたも左サイドからサンタクルスがクロスをあげ、ゴール前へ上がったベラがヘディングシュート。追加点のシーンかと思われたが、これは惜しくも枠の左側へ外れる。

 試合を決定づける2点目が生まれたのは後半41分だった。左サイドからのフリーキックをアウレリアーノ・トーレス(サン・ロレンソ)がゴール前へ送る。一旦はDFにクリアされるものの、ボールを拾ったDFパウロ・ダ・シルバ(サンダーランド)がパスをつなぎ、最後はリベロスが強烈なシュートを放つ。豪快にゴールネットを揺さぶりダメ押しとなる2点目が入った。

 強豪ひしめく南米予選を2位で通過したパラグアイが試合巧者ぶりを見せつけ、2対0のまま試合終了。今大会初勝利をあげ、グループF首位に立った。堅守速攻の伝統的なスタイルは今大会も健在で、このままグループ首位を守りそうな勢いだ。グループFの1位は決勝トーナメント1回戦でグループEの2位と当たることになる。仮に日本が決勝トーナメントに駒を進めれば対戦する可能性の高い。最終節の戦いぶりにも注意が必要だ。

 一方のスロバキアは攻めの形を作ることができず無念の敗戦。絶体絶命のピンチに追い込まれた。次戦は前回優勝国・イタリアとの対戦だ。司令塔のハムシクはセリエAのナポリで活躍する選手。同じリーグで対戦する強者たちのことは知り尽くしている。彼らを慌てさせるためには、やはり先制点がほしいところ。同じヨーロッパの国との戦いは意外にやりやすいかもしれない。挑戦者の気持ちで世界王者にぶつかっていきたい。

(大山暁生)


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【スロバキア】
GK
ムハ
DF
シュクルテル
ドゥリツァ
ペカリク
サラタ
→ストフ(83分)
MF
シュトルバ
コザク
ヴァイス
ハムシュク
FW
ヴィテック
セスタク
→ホロスコ(70分)

【パラグアイ】
GK
ビジャール
DF
ダ・シルバ
アルカラス
モレル
ボネ
MF
リベロス
ベラ
→E・バレット(88分)
V・カセレス
FW
バルデス
→トーレス(68分)
バリオス
→カルドソ(82分)
サンタクルス
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