延長にもつれこむ死闘を制し、スペインが初戴冠 〜決勝〜

 11日、南アフリカワールドカップ決勝がヨハネスブルグ・サッカーシティで行われ、どちらも初優勝を狙うオランダ(FIFAランキング4位)とスペイン(同2位)が対戦した。序盤からスペインがポゼッションを高めペースを掴みかけるものの、中盤から積極的な守備を展開したオランダが流れを簡単に渡さない。前後半ともにボールを持つスペインとカウンターを狙うオランダという図式で互いに決定機を作るが、ゴールは生まれることなく延長戦に突入する。延長ではスペインが一方的に攻め続けオランダに退場者が出ると、後半11分にMFアンドレス・イニエスタ(バルセロナ)が待望の先制点を奪い、スペインが優勝を大きく引き寄せる。試合はそのまま1対0で終了し、スペインが悲願の初優勝を飾った。一方のオランダは32年ぶり3度目となる決勝の舞台でも頂点に立つことは叶わず無念の敗北となった。大会得点王はダビド・ビジャ(バルセロナ)、ヴェズレイ・スナイデル(インテル・ミラノ)ら4名が5ゴールで並んだ。 (ヨハネスブルグ・サッカーシティ) 【得点】 [ス] アンドレス・イニエスタ(116分)

ドイツ、打ち合い制しウルグアイ下す 〜3位決定戦〜

 10日、南アフリカワールドカップ3位決定戦がポートエリザベスで行われ、ウルグアイ(FIFAランキング16位)とドイツ(同6位)が対戦した。前半19分、MFトーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)の今大会5得点目でドイツが先制すると、対するウルグアイは28分、MFエディソン・カバーニ(パレルモ)がカウンターからゴールを奪い同点に追いつく。ハーフタイムを挟み後半6分、ウルグアイはFWディエゴ・フォルラン(アトレティコ・マドリッド)がこちらも大会5得点目を豪快なボレーで叩き込み勝ち越しに成功する。しかしその5分後、ドイツのMFマルセル・ヤンゼン(ハンブルク)がヘディングシュートを決め再び同点となる。点の取り合いに決着をつけたのはドイツだった。37分、コーナーキックでゴール前の混戦からヘディングを押し込んだのはMFサミー・ケディラ(シュツットガルト)。伝統の勝負強さを発揮したドイツがウルグアイを下して前回大会に続く3位となった。なお、得点をあげたミュラーとフォルランは得点ランクトップタイに浮上している。 (ポートエリザベス) 【得点】 [ウ] エディンソン・カバーニ(28分)、ディエゴ・フォルラン(51分) [ド] トーマス・ミュラー(19分)、マルセル・ヤンゼン(56分)、サミー・ケディラ(82分)

スペイン、プジョルのヘッドで初の決勝進出 〜準決勝〜

 7日、南アフリカワールドカップ準決勝がダーバンで行われ、ドイツ(FIFAランキング6位)とスペイン(同2位)が対戦した。立ち上がりから圧倒的にボールを支配したスペインが主導権を握る。しかし、堅守のドイツDFを崩すには至らずスコアレスのまま前半を折り返す。後半に入ってもスペインが攻撃を続けると28分、コーナーキックからDFカルレス・プジョル(バルセロナ)がヘディングで値千金の先制弾を決める。これが決勝点となり、スペインが史上初となる決勝進出を果たした。ドイツはこれまでチームを牽引したトーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)の欠場が響いた格好で、3位決定戦にまわりウルグアイと対戦する。決勝はオランダ対スペインの組み合わせとなり、どちらが勝っても初めてW杯を手にすることになった。 (ダーバン) 【得点】 [ス] カルレス・プジョル(73分)

オランダ、悲願の初優勝に向け決勝へ 〜準決勝〜

 6日、南アフリカワールドカップ準決勝がケープタウンで行われ、ウルグアイ(FIFAランキング16位)とオランダ(同4位)が対戦した。立ち上がりからやや押し気味に試合を進めたオランダが前半18分、DFジャバンニ・ファン・ブロンクフォルスト(フェイエノールト)の強烈なミドルシュートで先制する。しかし41分、ウルグアイもFWディエゴ・フォルラン(アトレティコ・マドリッド)がミドルシュートを決め同点に追いつく。ハーフタイムを挟み、オランダはラファエル・ファン・デルファールト(レアル・マドリッド)を投入し攻撃的な布陣にシフトすると、25分にMFヴェズレイ・スナイデル(インテル・ミラノ)、28分にアリエン・ロッベン(バイエルン・ミュンヘン)が追加点をあげウルグアイを突き放す。その後、相手の反撃を1点で食い止めたオランダが3対2で勝利し、78年アルゼンチン大会以来32年ぶりに決勝進出を果たした。 (ケープタウン) 【得点】 [ウ] ディエゴ・フォルラン(41分)、マキシ・ペレイラ(90+2分) [オ] ジオバンニ・ファン・ブロンクホルスト(18分)、ヴェズレイ・スナイデル(70分)、アリエン・ロッベン(73分)

苦くて辛いサッカー大国の敗戦 〜田崎健太〜

――ここまで勝ちにこだわったのに、どうして……。  これがブラジル代表監督のドゥンガの本音だろう。  今大会のブラジル代表の戦術は、この大会で多くの国が採用したものだった。  攻撃は、2、3人の選手に任せる。残りの選手は中盤から相手にスペースを与えないように走り回る。そして、ボールを奪うと、カウンター攻撃を仕掛けるというものだ。  クリスティアーノ・ロナルドのいたポルトガル、本田圭佑をワントップに置いた日本もこの部類に入れることができるだろう。

スペイン、苦しみながらも60年ぶりのベスト4 〜準々決勝〜

 3日、南アフリカワールドカップ準々決勝がヨハネスブルグ・エリスパークで行われ、パラグアイ(FIFAランキング31位)とスペイン(同2位)が対戦した。前半からペースを握ったのはパラグアイだった。出足鋭い前線からの守備でスペインの勢いをそいでいく。前半は互いに無得点で折り返すと、後半10分過ぎには両チームにPKのチャンスが生まれるも、ここはGKがセーブをみせスコアは動かない。それでも後半はボールを保持しつづけたスペインが38分にFWダビド・ビジャ(バルセロナ)が今大会5ゴール目を決め、このゴールが決勝点となる。1対0でスペインが辛勝し、出場した中では11大会ぶりの準決勝進出を果たした。 (ヨハネスブルグ・エリスパーク) 【得点】 [ス] ダビド・ビジャ(83分)

ドイツ、アルゼンチンに大勝し3大会連続4強入り 〜準々決勝〜

 3日、南アフリカワールドカップ準々決勝がケープタウンで行われ、アルゼンチン(FIFAランキング7位)とドイツ(同6位)が対戦した。前半3分、フリーキックのボールにあわせたMFトーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)がヘディングでゴールネットを揺らす。その後アルゼンチンがペースを握りかけるものの、組織だったドイツの守備が得点を許さない。後半に入り、中盤にスペースが出来始めると互いの攻撃に鋭さが出始める。次の1点を決めたのはドイツだった。左サイドを突破し最後はFWミロスレフ・クローゼ(バイエルン・ミュンヘン)がゴール前で押し込みリードを2点に拡げる。その後、さらに2点を追加したドイツが圧倒的破壊力を持つアルゼンチンFW陣を完封し、4対0で試合終了。今大会で話題を集めた両チームの対戦は意外な大差がつきドイツが準決勝進出を果たした。一方、今大会の主役候補と目されていたリオネル・メッシ(バルセロナ)は1ゴールもあげることなく大会を去った。 (ケープタウン) 【得点】 [ド] トーマス・ミュラー(3分)、ミロスラフ・クローゼ(68分、88分)、アーネ・フリードリッヒ(73分)

賞賛に値する岡田ジャパンの16強入り 〜南アフリカ特捜レポート〜

 ロフタス・バースフェルドは悲しみに包まれた。  スコアレスドローのままPK戦に突入し、3人目の駒野友一がキックを外してしまうとスタジアムは歓喜と悲鳴が交差した。パラグアイはきっちりと5人目まで決め、GK川島永嗣はがっくりとうなだれた。奮闘むなしく、岡田ジャパンの夢は16強でついえた。  パラグアイは、日本にとって苦手な部類に入る相手だった。

オランダ、逆転でブラジル下しベスト4入り 〜準々決勝〜

 2日、南アフリカワールドカップ準々決勝がポートエリザベスで行われ、オランダ(FIFAランキング4位)とブラジル(同1位)が対戦した。序盤から試合を支配したのはブラジルだった。前半10分、MFフェリペ・メロ(ユベントス)のスルーパスに反応したFWロビーニョ(サントス)がシュートを決め先制点を奪うと、その後も優れた個人技でオランダゴールへと迫る。しかし、後半に入ると右サイドからオランダがチャンスを作る。8分、MFヴェズレイ・スナイデル(インテル・ミラノ)のあげたクロスにF・メロがヘディングでクリアに入るものの、ボールはそのままブラジルゴールへと吸い込まれオランダが追いつく。23分には右サイドからのコーナーキックをFWディルク・カイト(リバプール)がニアでコースを変えるとゴール前でヘディングであわせたのはスナイデル。計算通りのプレーでオランダが逆転に成功すると、そのまま逃げきり2対1で勝利を収めた。オランダは3大会ぶりの準決勝進出となる一方、ブラジルは2大会連続で4強入りを逃がした。 (ポートエリザベス) 【得点】 [オ] オウンゴール(53分)、ヴェズレイ・スナイデル(68分) [ブ] ロビーニョ(10分)

ウルグアイ、PK戦制し40年ぶりの準決勝進出 〜準々決勝〜

 2日、南アフリカワールドカップ準々決勝がヨハネスブルグ・サッカーシティで行われ、ウルグアイ(FIFAランキング16位)とガーナ(同32位)が対戦した。前半ロスタイム、MFサリー・ムンタリ(インテル・ミラノ)のロングシュートでガーナが先制する。後半に入り10分、ウルグアイはフリーキックのチャンスにFWディエゴ・フォルラン(アトレティコ・マドリッド)が直接ゴールネットを揺らし1対1の同点となる。その後は一進一退の攻防が続くも両者決め手を欠き、延長戦に突入。15分ハーフの延長戦も無得点で終わるかと思われた後半終了間際、ガーナのフリーキックのチャンスで混戦からドミニク・アディアー(ACミラン)がヘディングでゴールを押し込むもクリアに入ったFWルイス・スアレス(アヤックス)が手でボールをブロックし一発退場。PKを決めれば勝利という場面でFWアサモア・ギャン(レンヌ)が外し、そのままタイムアップ。PK戦に突入するもガーナは2人が外しウルグアイは全員が成功。ウルグアイが40年ぶりのベスト4進出を果たした。ガーナはアフリカ勢初の4強入りを目前で逃がし、悔しい敗戦となった。 (ヨハネスブルグ・サッカーシティ) 【得点】 [ウ] ディエゴ・フォルラン(55分) [ガ] サリー・ムンタリ(45+2分)

地元サポーターにも愛された岡田ジャパン 〜南アフリカ特捜レポート〜

 試合会場のロフタス・バースフェルド周辺は、大いに盛り上がっていた。  サムライの格好で応援にかけつけた日本のサポーターたちがテレビ局の取材を受けたり、日本人の数も増えた。驚くのは集まってきた南アフリカ代表のユニホームを着た南アフリカの人々が、日本を応援してくれたことだ。

タクシー移動で聞く現地の方の生声 〜南アフリカ特捜レポート〜

 約3週間お世話になったジョージとも別れのときがやってきた。  おいしい中華料理があるというので、ライターの先輩たちとジョージ最後の晩餐だ。  卵スープからスタートして、肉や海鮮の炒め物、そしてチャーハンと日本で食べる物とは少し味が違うが、「パン&肉」にだいぶ飽きていただけに中華への懐かしさもあってたらふく食べてしまった。デザートにはチョコレートソースをかけてのアイスクリーム。南アフリカでは自炊が基本だったので、少し贅沢な食事になった。

日本、120分守り切るもPK戦で敗れる 〜決勝トーナメント1回戦〜

 29日、南アフリカワールドカップ決勝トーナメント1回戦がプレトリアで行われ、パラグアイ(FIFAランキング31位)と日本(同45位)が対戦した。お互いに出方を見るような慎重な立ち上がりをみせた試合は前半を無得点で折り返す。後半に入ると完全にパラグアイペースとなり、日本は受けに回る時間が長くなる。それでも守備陣が体を張ったプレーを見せ、ゴールを許さない。90分間をスコアレスで終え15分ハーフの延長戦に入っても得点が生まれることはなく、試合はPK戦に突入。後攻の日本は3人目のDF駒野友一(磐田)がバーに当てシュートを外すと、パラグアイは5人全員が落ち着いて決めて勝負あり。日本はベスト16で姿を消すこととなった。一方のパラグアイは同国初のベスト8進出を果たした。 (プレトリア)

スペイン、スコア以上の差を見せポルトガルに快勝 〜決勝トーナメント1回戦〜

 29日、南アフリカワールドカップ決勝トーナメント1回戦がケープタウンで行われ、ウペイン(FIFAランキング2位)とポルトガル(同3位)が対戦した。高いテクニックを持つ両チームの対戦は序盤から攻守の切り替えが早い好ゲームとなる。立ち上がりからFWダビド・ビジャ(バルセロナ)がシュートを放ちスペインがゴールを狙う。時間が経つにつれポルトガルもカウンターで応戦するものの、前半は0対0のまま折り返す。ハーフタイムを挟んだ後半18分、華麗なパス回しから最後はビジャが叩き込みスペインが先制する。その後も攻撃の手を緩めないスペインが最後まで主導権を握り、1対0のまま試合終了。W杯で初めて実現した“イベリアダービー”を快勝したスペインがベスト8最後の席に着いた。 (ケープタウン) 【得点】 [ス] ダビド・ビジャ(63分)

だんだんと見えてきた素顔の南アフリカ 〜南アフリカ特捜レポート〜

 ジョージを離れて第3戦の会場となるラステンバーグへ移動。  南アフリカには南アフリカ航空という大きな航空会社があるのだが、我々が好んで使っているのはリーズナブルな「ワンタイムエア」。価格がかなり安く、機体が大きくて席ゆったり座ることのできる利点がある。日本にいるときは聞いたこともない格安航空便に「大丈夫なのだろうか」という不安はあったが、南アフリカ生活を始めてからは「ワンタイムエア」をひいきにしている。ライターのS君は「ここのスチュワーデスさん、美人ですよね」とささやかな楽しみにしているようだ。

ブラジル、3ゴールでチリに圧勝 〜決勝トーナメント1回戦〜

 28日、南アフリカワールドカップ決勝トーナメント1回戦がヨハネスブルグ・エリスパークで行われ、ブラジル(FIFAランキング1位)とチリ(同18位)が対戦した。南米対決となった試合はチリが立ち上がりから積極的に前へ出ようと試みる。しかし、同大陸の相手に負けるわけにはいかないブラジルは堅守でゴールを許さない。徐々に相手を押し返していくと前半34分、コーナーキックからDFファン(ローマ)のヘディングが決まり先制点をあげる。さらにその4分後、カウンターからFWルイス・ファビアーノ(セビージャ)が今大会3点目を入れてリードを2点に拡げた。後半に入ると、14分にMFロビーニョ(サントス)がダメ押し弾を叩き込み試合を決めてしまった。守っても攻めに人数を割いたチリを完封し3対0で完勝。準々決勝進出を決め、7月2日にオランダと対戦する。 (ヨハネスブルグ・エリスパーク) 【得点】 [ブ] ファン(34分)、ルイス・ファビアーノ(38分)、ロビーニョ(59分)

試合巧者のオランダ、スロバキアを下し準々決勝進出 〜決勝トーナメント1回戦〜

 28日、南アフリカワールドカップ決勝トーナメント1回戦がダーバンで行われ、オランダ(FIFAランキング4位)とスロバキア(同34位)が対戦した。3連勝でグループリーグを突破したオランダが前半18分、FWアリエン・ロッベン(バイエルン・ミュンヘン)のシュートで先制する。その後は互いに決定機を迎えるものの決めきれずスコアはなかなか動かない。それでもオランダは後半39分にMFヴェズレイ・スナイデル(インテル・ミラノ)が試合を決める得点をあげダメ押しに成功する。試合終了間際にスロバキアがPKで1点を返したものの2対1で試合終了。実力で勝るオランダがスロバキアを下して3大会ぶりのベスト8入りを決めた。 (ダーバン) 【得点】 [オ] アリエン・ロッベン(18分)、ヴェズレイ・スナイデル(84分) [ス] ロベルト・ビテク(90+4分)

グループリーグの戦い方こそ、ドゥンガの本質 〜田崎健太〜

 かつて、ドゥンガからこんな話を聞いたことがある。  ドゥンガがイタリアに移籍したばかりの時だ。練習でイタリア人選手が粗いプレーを仕掛けてきたという。ドゥンガが怪我をしたらどうするんだと怒ると、鼻で笑った。 「お前らブラジル人はサッカーが上手いかもしれない。でも、ここはイタリアだ。ここのやり方に馴染めよ」  明らかな挑発だった。

アルゼンチン、メキシコ下し8強 〜決勝トーナメント1回戦〜

 27日、南アフリカワールドカップ決勝トーナメント1回戦がヨハネスブルグ・サッカーシティで行われ、アルゼンチン(FIFAランキング7位)とメキシコ(同17位)が対戦した。立ち上がりから出足よく相手ゴールに迫ったのはメキシコだった。しかし、先制点を奪ったのはアルゼンチン。26分、FWリオネル・メッシ(バルセロナ)のパスを受けたFWカルロス・テベス(マンチェスター・シティ)がヘディングでゴールへ流し込む。さらに7分後、DFのパスをカットしたFWゴンサロ・イグアイン(レアル・マドリッド)がゴールを奪ってアルゼンチンの2点リードで前半を折り返す。後半もメキシコが攻めこむも、圧倒的な個人技でテベスがこの日2点目をあげ、試合を決める3点目が入る。アルゼンチンは1点を返されたものの、2点のリードを守りきり3対1で試合終了。アルゼンチンが2大会連続のベスト8入りを決めた。 (ヨハネスブルグ・サッカーシティ) 【得点】 [ア] カルロス・テベス(26分、52分)、ゴンサロ・イグアイン(33分) [メ] ハビエル・エルナンデス(71分)

ドイツ、4ゴールでイングランドを撃沈 〜決勝トーナメント1回戦〜

 27日、南アフリカワールドカップ決勝トーナメント1回戦がブルームフォンテーンで行われ、ドイツ(FIFAランキング6位)とイングランド(同8位)が対戦した。序盤からドイツがペースを握ると前半20分、FWミロスラフ・クローゼ(バイエルン・ミュンヘン)のゴールで先制に成功する。32分にもルーカス・ポドルスキ(ケルン)がシュートを決めリードを2点に広げる。一方のイングランドも37分に1点を返し、2対1のスコアで試合を折り返す。後半はイングランドが人数をかけて攻勢に出るものの、そこを突いたドイツがカウンターからさらに2点を追加し試合を決定づけた。その後は相手の反撃をしっかりと抑え4対1で試合終了。決勝トーナメント1回戦屈指の好カードは意外な大差がつき、ドイツが15大会連続のベスト8入りを決めた。 (ブルームフォンテーン) 【得点】 [ド] ミロスラフ・クローゼ(20分)、ルーカス・ポドルスキ(32分)、トーマス・ミュラー(67分、70分) [イ] マシュー・アップソン(37分)

ガーナ、延長戦でアメリカ下し準々決勝へ 〜決勝トーナメント1回戦〜

 26日、南アフリカワールドカップ決勝トーナメント1回戦がルステンブルグで行われ、アメリカ(FIFAランキング14位)とガーナ(同32位)が対戦した。立ちあがりに先制したのはガーナだった。前半5分、MFケビン・プリンス・ボアテンク(ポーツマス)がゴールを奪う。前半は圧倒的なガーナペースで試合が進んだ。後半に入ると陣形をかえたアメリカが攻めの形を作り17分にPKで追いつくと、勝ち越しを狙いガーナゴールへ迫る。しかし90分間でスコアは動かず1対1のまま延長戦に突入。延長開始直後にFWアサモア・ギャン(レンヌ)の豪快なゴールが生まれガーナが勝ち越しに成功すると、残り時間をしのぎ切り2対1で勝利を収めた。ガーナは同国初のベスト8入りを果たし、準々決勝では4強をかけウルグアイと対戦することとなった。 (ルステンブルグ) 【得点】 [ア] ランドン・ドノバン(62分) [ガ] ケビン・プリンス・ボアテンク(5分)、アサモア・ギャン(92分)

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