四国・九州アイランドリーグは、最後に残っていたジャパン・フューチャーベースボールリーグとの交流戦1試合を消化し、2010シーズン前後期の全日程を終了した。今年は香川が3年ぶりに前後期制覇を達成。リーグチャンピオンシップには年間勝率2位チームが出場することとなり、前期の最終戦まで香川と優勝を争った高知が入った。徳島は5年ぶりに年間勝率が5割を超えたものの、高知の勝率をあと一歩で上回れず、初のチャンピオンシップ出場はならなかった。愛媛は後期に2年ぶりの優勝の可能性があったが、最後に力尽きた。長崎は前後期とも最下位に沈み、経営難のため来季はリーグ戦に参戦しない可能性が高まっている。
 なお個人タイトルでは投手部門は香川勢が独占。元オリックスの前川勝彦が最優秀防御率に輝いたほか、高尾健太が最多勝と最多奪三振の2冠を獲得した。打撃部門では2年連続首位打者を狙った香川の中村真崇を、同僚の国本和俊が最終戦で2安打を放って打率を抜き、初のタイトル。08年の首位打者・西村悟(愛媛)が2冠王(本塁打、打点)となった。

<個人タイトル> 
(投手部門)
・最優秀防御率
前川勝彦(香川) 1.36
・最多勝     
高尾健太(香川) 15勝
・最多セーブ
橋本亮馬(香川) 18セーブ
・最多奪三振    
高尾健太(香川) 128個

(野手部門)
・首位打者
国本和俊(香川) .344
・最多打点   
西村悟(愛媛) 48打点
・最多本塁打  
西村悟(愛媛) 13本塁打
・最多盗塁   
安田圭佑(高知) 46盗塁

【JFBL交流戦】

 岡下、最終回に逆転3塁打(大阪3勝3敗、レクザム、484人)
大阪ゴールドビリケーンズ 5 = 000003002
香川オリーブガイナーズ  4 = 003100000
勝利投手 石毛(1勝0敗1S)
敗戦投手 橋本(2勝3敗18S)
セーブ   遠上(2勝7敗6S) 

<順位表> 勝  負  分  勝率   差  残
1.三重   20  27  5  .426  優勝 2
2.大阪   15  31  6  .326  4.5  2

【アイランドリーグ】

<順位表> 勝  負  分  勝率   差
1.香川   25  11  2  .694  優勝
2.愛媛   22  12  4  .647  2.0
3.徳島   17  17  4  .500  5.0
4.高知   16  19  3  .457  1.5
5.長崎   11  24  3  .314  5.0