2010年6月、南アフリカで行なわれたワールドカップで、国外大会初の決勝トーナメント進出を果たした日本代表。23名のチームを率いた指揮官は、いかにして快挙達成へとチームを導いたのか? 
 ワールドカップ期間中、当HPで『南アフリカ特捜レポート』を執筆した二宮寿朗氏が、長年取材を続けた岡田武史前日本代表監督のマネージメントを分析した新刊を出版しました。
 2007年12月、病に倒れたイビチャ・オシムから日本代表の指揮を託された岡田武史は、南アフリカワールドカップ直前に苦境にたたされていた。大会直前の親善試合での連敗、大胆なサッカースタイルの変更、そして日本国内でのバッシング報道……。

 苦しい状況の中、岡田は誰もが、無謀と思った決断をしていく。しかしその「無謀な」決断の裏には岡田武史の計算があった。
 そしてその計算は、面白いようにはまっていく――。

 快挙の裏に隠された指揮官の決断とは? そして、監督が23名の選手たちに求めたものとは?
 日本代表の成功体験から学ぶ、新しいリーダー論は必見です。

『岡田武史というリーダー 理想を説き、現実と戦う超マネージメント』

○第1章 決断のマネージメント
 第1節 ワールドカップ終戦と岡田武史
 第2節 大転換こそ「決断」の原理
 第3節 岡田と「決断」の密接な関係
 第4節 「決断」したら振り返らない
 第5節 「決断」がもたらした勝利
 第6節 「決断」と情報収集
 第7節 「理想」と「現実」の2つを描く岡田の原点

○第2章 手配のマネジメント
 第1節 最善の「手配」は正しい想定から
 第2節 ベースキャンプ地選びという「手配」
 第3節 想定がズバリ当たった高地対策
 第4節 「点」でなく「線」で見る必要性
 第5節 “勇気ある敗北”を求めて
 第6節 なぜ、目標を「ベスト4」に置いたのか。

○第3章 構築のマネジメント
 第1節 「縦」よりも大事な、強固な「横」
 第2節 チームに川口能活が必要だった理由
 第3節 「コンセプト」と「フィロソフィー」
 第4節 勝負は細部に宿る
 第5節 「構築」に欠かせないミーティング

○第4章 岡田武史というリーダーとは

(KKベストセラーズ新書/定価:760円(税込)/二宮寿朗著)
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