7日、女子バレーボール世界選手権2次ラウンド第2戦が行われ、日本はトルコと対戦した。前日、今大会初黒星を喫した日本だが、この試合では第1ラウンドで見せたサーブで攻め、速いバレーを展開。最後はトルコの勢いを完全に封じ、快勝した。

日本 3−1 トルコ
(25−19、23−25、25−19、25−13)
 第1セット、前半はトルコにリードを許した日本だったが、WS木村沙織、MB井上香織のサーブでトルコの守備を崩し、15−16と逆転した。トルコは、前回ベストスコアラーを獲得、今大会でもここま最多得点をマークしているエースのWSネスリハン・ダルネルにボールが集中する。ところが、そのダルネルがミスを連発。リズムを崩したトルコを尻目に、日本は攻守ともに安定感を見せ、そのままリードを守りきった。

 第2セットは少しずつ調子を取り戻したトルコがエースのダルネルやWSギョズデ・クルダルが次々とスパイクを決め、最大6点差をつけた。悪い流れを断ち切ろうと、日本はキャプテンのMB荒木絵里香を投入した。すると、ここから徐々に追い上げを見せた。WS山口舞が速いブロード攻撃を決めると、WS江畑幸子がサーブで攻め、トルコの守備を崩した。エース木村もレフトからのクロススパイクを決めるなど、終盤には4連続ポイントを奪い、23−24と1点差に迫った。しかし、最後はWS栗原恵のサーブがネットにかかり、セットカウント1−1となった。

 第3セットはトルコのエースダルネルが再び調子を崩し、途中でベンチにさげられた。エース不在のトルコは自慢の攻撃力を発揮することができない。一方、日本は多彩な攻撃でトルコを翻弄。最後はチームに勢いをもたらした荒木がライトからのスパイクを決め、日本がこのセットを奪った。

 第4セットは日本がスタートからトルコを圧倒した。木村のフェイントを皮切りに次々と得点を重ねていく日本。特にこの日、21歳の誕生日を迎えた江畑が爆発。得意のストレートコースが相手のブロックに狙われていると見た江畑は角度のあるクロススパイクを打ち込んだ。一方のトルコはエースのダルネルをコートに戻すも、ほとんど機能せず、前日までの勢いを完全に失ってしまった。結局、このセットは日本が25−13と圧勝。日本がセットカウント3−1で快勝した。