24日、BCリーグ新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(BC)は元ヤクルトの高津臣吾投手の入団を発表した。27日には新潟市内で入団記者会見が行なわれる。高津はヤクルト時代、歴代最多の通算286セーブをマーク。その記録は未だに破られてはいない。
 高津は、1990年のドラフトでヤクルトから3位で指名を受けて入団。3年目にはクローザーに転向し、93、95、97、2001年と4度の日本一に大きく貢献した。最優秀救援投手にも4度輝いた。03年には佐々木主浩がもっていた通算229セーブのプロ野球記録を更新。翌年にはメジャーに挑戦し、ホワイトソックス、メッツでプレー。2年間で27セーブを挙げた。06年にヤクルトに復帰したものの、翌年に戦力外通告を受けた。その後はメジャーに挑戦しながら韓国、台湾でプレーした。

 これまでBCリーグには元福岡ソフトバンクの宮地克彦(埼玉西武2軍守備走塁コーチ)、元西武の森慎二(石川ミリオンスターズ監督)、元横浜の森大輔(石川)などNPB出身者が在籍したが、名球会入りした選手の入団は四国・九州アイランドリーグを併せても日本独立リーグ初のケースとなる。