四国・九州アイランドリーグは、2月1日より名称を「四国アイランドリーグplus」に変更すると発表した。アイランドリーグでは昨季限りで長崎セインツが撤退し、参戦する九州のチームがなくなったことに加え、今季から三重スリーアローズがジャパン・フューチャーベースボールリーグから加盟し、リーグの新たな名称を検討していた。
 リーグの鍵山誠CEOは新名称について、「日本で初めてできたプロ野球独立リーグである四国アイランドリーグと、海のものとも山のものともわからないものを、これまで6年間育てていただいた四国という地域と、双方への敬意を示しました」と“四国”“アイランドリーグ”のフレーズを残した理由を説明。その上で“plus”をつけた意味を「四国をベースにした上で、当リーグが今後、日本や世界を舞台に進化して、さらに夢にチャレンジする人たちに向けて、このリーグでの新たな成長を願った」とコメントした。

 リーグの各球団では既に新シーズンに向けて体制が固まっており、愛媛では元阪神の星野おさむ新監督が就任。打撃コーチは近鉄などで活躍した吉岡雄二、投手コーチは昨季限りで現役引退した元東京ヤクルトの萩原淳が務める。一方、徳島では愛媛で打撃コーチをしていた斉藤浩行が新監督に。投手コーチにはBCリーグ信濃でも指導経験がある元横浜の島田直也が加わった。また高知では福岡ソフトバンクを今季限りで退団した辻武史が新しくコーチとなる。

 三重を加えた5球団体制となる今季は、奇数のチーム数になることもあり、育成選手を増やして3軍制を敷いた福岡ソフトバンクと定期的に交流試合を実施。実戦機会を増やす方針だ。