ロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹は4日、本拠地でのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に今季初登板し、勝ち投手になった。黒田は2回にホームランで1点を失ったものの、3回から5回までの3イニングをいずれも三者凡退に抑える好内容。ところが6回に味方のまずい守備もあって1点を失い、7回には同点弾を浴びる。ただ、7回3失点と先発の役割は果たすと、直後に味方が連打で4点を勝ち越し。ドジャースは7−5で勝利した。黒田は昨季でドジャースとの3年契約を終え、今季は新たに1年契約で臨むメジャー4年目。過去3年は打線の援護がなく、勝ち星がつかない試合も多かった。それだけに幸先のよいスタートを切ったと言えそうだ。
 オークランド・アスレチックスの松井秀喜は同日のシアトル・マリナーズ戦で2回の第1打席にレフト線への2塁打を放ち、日米通算2500安打を達成した。このヒットは松井にとって新天地アスレチックスでの初安打。開幕3戦目、8打席目にして、ようやく聞かれた快音だった。2500安打はメジャー経験者ではイチローに次ぎ2人目。日本球界のみの選手を入れると8人目の記録になる。松井は7回の第4打席にライトへのタイムリーを放ち、移籍後初打点もマーク。試合は7−1でアスレチックスが快勝し、今季初勝利をあげた。