3歳クラシック第2弾、競馬の祭典・第78回日本ダービー(G?・芝2400m)が30日、東京競馬場で行われ、単勝1番人気のオルフェーヴル(池添謙一騎手)が2分30秒5のタイムでレースを制した。オルフェーヴルは皐月賞も制しており、史上22頭目の2冠馬となった。
 降りしきる雨に不良馬場。波乱の予感も漂ったレースだが、やはりこの馬は強かった。スピードが上がらない展開が予想される中、4コーナーまでレースを引っ張ったのはオールアズワン(藤田伸二騎手)。しかし、最後の直線で馬群に吸収されると、後方から脚を伸ばしたのが1番人気馬だった。

「ちょっと窮屈だったけど、うまく走ってくれた」
 そう池添騎手が振り返ったように、併走していた3番人気のナカヤマナイト(柴田善臣騎手)の脇を一気に抜け、先頭へ躍り出る。外から勝負をかけたウインバリアシオン(安藤勝己騎手)を振り切り、最後は2馬身近く差をつけてゴール板を駆け抜けた。2着はウインバリアシオン。2番人気のサダムパテック(岩田康誠騎手)は7着に終わった。

 池添騎手は7回目の日本ダービーで初制覇。管理する池江泰寿調教師は、父・泰郎氏もディープインパクトで05年のダービーを制しており、親子2代での快挙となった。払戻金は単勝は(5)で300円。3連単(5)→(1)→(7)は10万馬券と高配当だった。

 払戻金は以下の通り。

▽単勝  (5) 300円
▽枠連  (1)−(3) 580円
▽馬連  (1)−(5) 3,380円
▽馬単  (5)−(1) 4,540円
▽3連複 (1)−(5)−(7) 22,950円
▽3連単 (5)−(1)−(7) 100,300円

*成績、払戻金などは必ず主催者発行のものをご確認ください。