今季の独立リーグ日本一を決める日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップ2015が3日、開幕した。柏崎市佐藤池野球場で行われた第1戦はBCリーグ王者の新潟アルビレックスBCが四国アイランドリーグPlus王者の愛媛マンダリンパイレーツを3-2で破り、初戦を制した。新潟は2点を追う4回、稲葉大樹の2点タイムリーで追いつくと、続く5回に4番・平野進也のレフト前ヒットで勝ち越す。この1点リードを継投で守り切った。第2戦は三条パール金属スタジアムに場所を移して行われる。

 新潟が最多勝右腕の間曽晃平を中継ぎ起用する采配をみせ、1点差ゲームをモノにした。

 先制したのは愛媛。3回、新潟先発の田村勇磨を攻め、無死満塁からザック・コルビーのタイムリーで先制する。さらに1死後、櫟浦大亮のライト前ヒットで2-0とリードを広げる。

 しかし、新潟は4回、愛媛先発の正田樹から、2死満塁のチャンスを作ると、稲葉がセンター前に弾き返して2者を迎え入れ、試合を振り出しに戻す。なおも5回、四球2つで走者をためると、首位打者の平野が勝ち越し打を放って逆転に成功した。

 6回から新潟はエースの間曽を投入。毎回得点圏に走者を背負う内容ながら、要所を締め、最少点差を守り切る。最終回はサイド左腕の渡邉雄大が1死一、二塁からコルビーをセカンドゴロゲッツーに仕留め、接戦に勝利した。第2戦は新潟が防御率トップ(1.60)の中西啓太、愛媛が右腕の伴和馬の先発で行われる。

 間曽、リリーフで3回無失点(新潟1勝0敗、佐藤池、1,563人)
愛媛マンダリンパイレーツ 2 = 002000000
新潟アルビレックスBC   3 = 00021000×   
勝利投手 田村(1勝0敗)
敗戦投手 正田(0勝1敗)
セーブ  渡邉雄(1S)