3日、第93回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が行なわれた。3月11日に起きた東日本大震災で甚大な被害を受けた東北3県(岩手、宮城、福島)で一番最初に登場するのはプロ注目のエース歳内宏明擁する聖光学院(福島)。初日の第3試合で日南学園(宮崎)と対戦する。続いて第2日第3試合では2年ぶりの出場となった花巻東(岩手)が帝京(東東京)と、さらに第3日第3試合では古川工(宮城)が唐津商(佐賀)と初戦突破を目指して戦う。
 そのほか、今春のセンバツ準Vの九州国際大付(福岡)は第6日第4試合で関西(岡山)と、同ベスト4の日大三(西東京)は第5日第1試合で日本文理(新潟)と、そして出場最多タイの35回を誇る北海(南北海道)は第2日第2試合で明徳義塾(高知)と、それぞれ対戦する。開会式直後の開幕カードは春夏通じて初出場の健大高崎(群馬)と春夏あわせて23回目の甲子園となる今治西(愛媛)との対戦となった。その勝者は2回戦でセンバツ覇者の東海大相模を破って出場する横浜(神奈川)と、第7日第3試合で対戦する。

東日本大震災の被災地を支援する大会と位置づけられた今大会は、節電対策の一環として準々決勝と準決勝を午前8時に、決勝は午前9時半に試合が開始される。また、夜間試合を回避するため、開会式を除く1回戦から3回戦までは午前8時に開始さる。
 復興への願いが込められた今大会、果たして4014校の頂点に立つのはどこなのか。6日、熱戦の火ぶたがきって落とされる。

<第1日>
 健大 高崎(群 馬) − 今 治 西(愛 媛)
 金   沢(石 川) − 伊 勢 工(三 重)
 聖光 学院(福 島) − 日南 学園(宮 崎)

<第2日>
 静   岡(静 岡) − 習 志 野(千 葉)
 明徳 義塾(高 知) − 北   海(南北海道)
 花 巻 東(岩 手) − 帝   京(東東京)
 八 幡 商(滋 賀) − 山梨学院大付(山 梨)

<第3日>
 作新 学院(栃  木) − 福 井 商(福 井)
 古 川 工(宮  城) − 唐 津 商(佐 賀)
 如 水 館(広  島) − 関 商 工(岐 阜)
 至 学 館(愛  知) − 東大阪大柏原(大阪)

<第4日>
 糸   満(沖 縄) − 英   明(香 川)
 神村 学園(鹿児島) − 能 代 商(秋 田)
 鳥 取 商(鳥 取) − 白樺学園(北北海道)
 花咲 徳栄(埼 玉) − 智弁和歌山(和歌山)

<第5日>
 日本 文理(新 潟) − 日 大 三(西東京)
 開   星(島 根) − 柳井 学園(山 口)
 龍谷大平安(京 都) − 新   湊(富 山)

<第6日>
 海   星(長 崎) − 東洋大姫路(兵 庫)
 光星 学院(青 森) − 専大 玉名(熊 本)
 藤   代(茨 城) − 徳 島 商(徳 島)
 関   西(岡 山) − 九州国際大付(福岡)

<第7日>
 東京都市大野尻(長 野) − 明   豊(大 分)
 智弁   学園(奈 良) − 鶴 岡 東(山 形)
 横     浜(神奈川) − 第1日第1戦の勝者