日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップ2015は10日、松山・坊っちゃんスタジアムで第3戦が行われ、2連敗と崖っぷちだった愛媛が新潟を4-0で下し、対戦成績を1勝2敗とした。新潟は先発の東風平光一が6回5安打無失点の好投。阿部直晃、小林憲幸の継投で完封リレーを完成させた。第4戦は同スタジアムで11日に行われる。

 愛媛がリーグチャンピオンシップMVP右腕の力投で意地をみせた。

 

 愛媛先発の東風平は立ち上がりから毎回、走者を背負うも後続を断ち、先制点を与えない。

 打線は新潟のエース・間曽晃平の前に4回まで無得点だったが、5回、2死から1番・高田泰輔がこの日、2本目の二塁打でチャンスをつくる。ここで2番・四ツ谷良輔が初球をセンター前へタイムリー。愛媛が先取点を奪う。

 さらに愛媛は6回、2死三塁から7番・大道雄紀がライト前に運び、追加点。なおも鶴田都貴が右中間を破る三塁打で追いうちをかけ、3-0とリードを広げた。

 愛媛は8回にもラファエル・ポロの三塁打から1点を加えてダメ押し。東風平は「リズムの良い素晴らしいピッチング」と弓岡敬二郎監督が称えたように、6回まで相手打線に三塁を踏ませず、ゼロを重ねる。7回からは阿部、9回は小林が新潟打線を封じ、2500人以上が詰めかけたホームの声援に応えた。

 第4戦は愛媛が左腕の正田樹、新潟が初戦で勝利投手になった田村勇磨が先発する。

 四ツ谷、均衡破る先制打(愛媛1勝2敗、坊っちゃん、2,528人)
新潟アルビレックスBC   0 = 000000000
愛媛マンダリンパイレーツ 4 = 00001201×
勝利投手 東風平(1勝0敗)
敗戦投手 間曽(0勝1敗)