日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップ2011は22日、石川県立野球場で第1戦が行われた。序盤に徳島の先発・大川を攻略し、試合の主導権を握った石川は、後半にも追加点を奪い、投げてはエース南が徳島打線を最小失点に抑える好投を披露。投打のかみ合った石川が大事な初戦を白星で飾った。第2戦は引き続き23日に同球場で実施される。
 南、8回2失点の好投(石川1勝0敗、石川県立野球場、987人)
徳島インディゴソックス   2 = 000001010 
石川ミリオンスターズ    6 = 01102101×
勝利投手 南(1勝0敗)
敗戦投手 大川(0勝1敗)

 初回を三人で切ってとった石川のエース南は2回以降も、ほぼ完璧なピッチングで徳島打線を無失点に封じた。エースの好投にこたえるかのように、石川打線は2回裏、1死から7番・敬洋、8番・座親が連打を放ち、1死二、三塁と先制のチャンスをつかんだ。ここで徳島が痛恨のミスを犯す。先発・大川のワンバウンドのボールを捕手・山村が後逸。三塁ランナー敬洋がホームに返り、石川が先取点を挙げた。さらに3回裏に1点を追加した石川は5回裏、1死一塁から7番・敬洋がレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、3点目を挙げる。さらにこの回、1点を追加した石川は、試合の主導権を握った。

 一方、5回まで南に2安打に抑えられていた徳島打線は6回表、1死一、三塁から4番・大谷がバットを折りながらも、外角高めの初球をセンターへ運び、1点を返した。さらに2死ながら二、三塁と追加点のチャンスを得るも、6番・根玲が内野ゴロに倒れた。その裏、石川は相手エラーもあり、2死ながら一、三塁とすると、5番・笹沢がタイムリー二塁打を放ち、1点を追加した。

 8回表に5番・山村のタイムリーで1点を返した徳島だが、その裏、石川は1死二塁から3番・謝敷がこの試合3本目のヒットを放ち、これが貴重な追加点を奪うタイムリーとなる。そして最終回、石川はクローザー佐藤が1死からヒットを浴びるも、次打者をショートライナーに。この打球に一塁走者が帰塁できず、併殺となり、ゲームセット。石川がホームでの初戦を白星で飾った。

<アイランドリーグ選抜、韓国ハンファと引き分け 〜フェニックス・リーグ〜>

 みやざきフェニックス・リーグに参戦している四国アイランドリーグPlusの選抜チームは22日、韓国プロ野球のハンファイーグルスと対戦した。2試合を雨で流し、4日ぶりのゲームとなったリーグ選抜は先発の小林憲幸(愛媛)ら投手陣が好投し、ハンファ打線をわずか2安打1失点に抑える。しかし、リーグ選抜打線も振りが鈍く、相手のバッテリーミスにより1点をあげるのみ。試合は1−1の引き分けに終わり、対戦成績は3勝5敗1分となった。

 ドラフト候補・冨田、5試合連続無失点(生目の杜第2)
アイランドリーグ選抜 1 = 000000100
ハンファイーグルス  1 = 000100000 (9回引き分け)
[ア] 小林(愛)−井川(愛)−入野(愛)−酒井(香)−冨田(香)