西武、連勝でファイナルステージへ! 〜パ・クライマックスシリーズ〜

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 30日、プロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージ第2戦が行われ、終盤に勝ち越した埼玉西武が北海道日本ハムを圧倒。福岡ソフトバンクが待つファイナルステージ(11月3日〜、ヤフードーム)進出を決めた。

◇ファーストステージ
 西口、8回途中1失点の好投(西武2勝、札幌ドーム)
埼玉西武      8 = 000010016
北海道日本ハム 1 = 000100000
勝利投手 西口(1勝0敗)
敗戦投手 石井(0勝1敗)
本塁打  (西)中村1号3ラン
       (日)ホフパワー1号ソロ
 39歳の右腕と38歳の左腕。両ベテランの力投で西武が福岡行きのチケットを手に入れた。
 まずは先発の西口文也だ。今季11勝をあげて復活をとげた右腕は、日本ハム戦は完封を含む2勝0敗、防御率0.53と相性がいい。立ち上がりはヒットと盗塁、死球で1死一、三塁のピンチを招くものの、4番・小谷野栄一をサードゴロ、5番・稲葉篤紀をライトフライに打ち取り、0点で切り抜ける。西口は毎回、走者を背負いながらも要所を締め、序盤を無失点に抑えた。

 だが、先制したのは後がない日本ハムだった。4回、7番マイカ・ホフパワーがフルカウントからの変化球をライトスタンドへ。ソロホームランで先手をとる。日本ハム先発の武田勝相手に得点をあげられなかった西武もすぐさま反撃。先頭の浅村栄斗がヒットで出塁すると、二盗を決め、2死後、秋山翔吾がセンター前ヒットで同点のホームを踏む。西武は今季ブレイクした若手の活躍で試合を振り出しに戻した。

 すると西口はホームランを浴びて以降、完璧な内容をみせる。5回から7回まではいずれも三者凡退に封じ、味方の援護を待った。一方の日本ハムも2番手にブライアン・ウルフを起用。走者を背負いながらも必死の防戦で勝ち越しを許さない。

 1−1のまま終盤に突入した試合が動いたのは8回だ。この回からマウンドに上がった日本ハム3番手の石井裕也が先頭打者に四球を与えてしまう。西武はこれをきっかけに2死一、二塁とチャンスを広げ、迎える打者は4番・中村剛也。日本ハムもセットアッパーの増井浩俊にスイッチする。ワンボールからの2球目、ストレートをとらえたライナーはセカンドの正面を突いた。3アウトチェンジかと思われたが、田中賢介が打球を弾いてしまう。名手の思わぬエラーで二塁走者が生還。西武が1点を勝ち越す。

 しかし、日本ハムもすぐに反撃に転じる。その裏、痛恨のミスを犯した田中賢介が復帰後初安打となる二塁打。さらに続く陽岱鋼の送りバントに対して西口の判断が遅れ、オールセーフにしていまう。無死一、三塁。大ピンチで西口の後を継いだのが、左腕の石井一久だ。

 日本シリーズも含め、数多くの大舞台を踏んでいるベテランがここで圧巻のピッチングをみせた。3番・糸井嘉男をスライダーで空振り三振に仕留めると、4番・小谷野にはチェンジアップをひっかけさせて内野ゴロに打ち取る。さらに5番・稲葉にはアウトローのストレートでレフトフライ。この時点ではまだ1点差だったが、勝敗を決定づける投球だった。

 最終回、西武はバッテリーミスで追加点をあげると、原拓也の二塁打でさらに2点を奪う。そしてトドメは主砲の一発。中村剛也がセンターバックスクリーンに3ランを放ち、試合を決めた。

 連敗でシーズンを終えた日本ハムは第1戦同様、貧打に泣いた。加えて堅守のチームらしからぬミスも響き、今季限りで勇退する梨田昌孝監督の花道を飾れなかった。
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