韓国・ソウルで行われたハンドボールのロンドン五輪男子アジア予選は2日、決勝が行なわれた。1988年のソウル大会以来となる24年ぶりの五輪出場を狙った日本だったが、21−26で韓国に敗れ、悲願達成とはならなかった。日本は来年4月に行なわれる世界最終予選での五輪出場権獲得を目指す。
 1次リーグで18−31と完敗を喫した韓国を相手に、日本は意地を見せた。序盤、エース宮崎大輔を中心に得点を重ね、一時は7−4とリードを奪った。しかし、その後、韓国が猛追。前半の終盤からは日本が後手にまわるかたちが多くなり、10−11と逆転されて前半を折り返した。それでも粘りを見せた日本は、後半途中までは1点を争う激しい攻防戦を繰り広げた。それでも最後は地力のある韓国に5点差をつけられての敗戦となった。

 来年4月に行なわれる世界最終予選では、12チームが3組に分かれての総当たり戦を行ない、各組2位までの計6チームに五輪の切符が与えられる。今年1月に行なわれた世界選手権の成績をベースとしたグループ分けにより、日本は3組に入り、スウェーデン、クロアチア、チリと対戦する予定だ。前回の北京五輪では世界最終予選で敗退している日本。アジア予選以上に厳しい戦いが待ち受けている。