大毎、阪急、近鉄で監督を務め、8度のリーグ優勝に導いた西本幸雄氏が25日、心不全のため、兵庫県宝塚市の自宅で死去した。91歳だった。西本氏は一塁手として毎日(現ロッテ)で5年間プレーし、60年に大毎(現ロッテ)の監督に就任。同年にいきなりリーグ優勝を果たす。その後も阪急(現オリックス)、近鉄と就任当時は弱小だったチームを強化し、いずれも優勝に導いた。一方で日本シリーズではことごとくセ・リーグの優勝チームに敗退し、“悲運の闘将”とも呼ばれた。