「K-1 Rising 2012 k-1 World GP FINAL16」が14日、東京・両国国技館で開催された。K-1は昨年、主催会社の経営難などで活動休止状態に陥っていたが、今年より新たに「K-1 Global Holdings」が母体となり、興行を再開。今回は新生K-1による日本初開催の大会となった。2年ぶりに行われたヘビー級のWorld GPではベスト8をかけた戦いが繰り広げられ、メインではミルコ・クロコップ(クロアチア/クロコップ・スクワッドジム)が登場。対戦相手のランディ・ブレイク(米国/アポロ・マーシャルアーツ)から2Rでダウンを奪うも、3Rに不意を突かれてダウンを返される。しかし、それまでのポイントで上回り、2−0の判定で初戦を突破した。唯一の日本人対決は上原誠(士魂村上塾)が2Rに右ハイキックでダウンを奪ったリードを守りきり、ベテランの天田ヒロミ(デジタル・スピリッツ)に判定で勝利した。この大会のFINALは12月26日に米国ニューヨークで実施される。
(写真:2008年の大晦日以来、約4年ぶりに日本での雄姿をみせたミルコ(左))
 各試合の結果は以下の通り。

<第1試合> 
〇周志鵬(中国/中国人民解放軍八一ボクシングチーム)
2R1分24秒 KO
×森孝太郎(REALDEAL GYM)

<第2試合> 
△ジェームス・ウィルソン(米国/ファイトアカデミー)
3R判定 1−1
△リック・ルーファス(米国/ルーファス・キックボクシングセンター)

<第3試合> 
〇ベンジャミン・アデブル(ナイジェリア/リスペクトジム)
1R1分4秒 KO
×ジャファル・アーマディ(イラン/イラン大誠塾)

<第4試合> 
〇パヴェル・ズラフリオフ(ロシア/Sevastpolムエタイ)
3R判定 3−0
×サウロ・カバラリ(ブラジル/タイ・ブラジル)

<第5試合> 
〇チャンヒョン・リー(韓国/Moovi Gym)
3R判定 3−0
×梅野源治(phoenix)
(写真:キックから先手を取った初参戦の梅野だが3Rにダウンを喫して逆転負け)

<第6試合> ※WORLD GP FINAL16
〇ベン・エドワーズ(オーストラリア/ブルドッグジム・キャンベラ)
2R2分25秒 KO
×ラウル・カティナス(ルーマニア/チャクリキジム)

<第7試合> ※WORLD GP FINAL16
〇ジャレル・ミラー(米国/ヘンゾ・グレイシー・ファイトアカデミー)
3R判定 3−0
×アーノルド・オボロトフ(リトアニア/Ko bloodline)

<第8試合> ※WORLD GP FINAL16
〇ザビット・サメドフ(アゼルバイジャン/チヌックジム)
1R1分48秒 TKO(タオル投入)
×ザビエル・ビグニー(米国/Team Black)

<第9試合> ※WORLD GP FINAL16
〇ヘスディ・カラケス(エジプト/チャクリキジム)
3R判定 3−0
×セルゲイ・ラシェンコ(ウクライナ/Mike’s gym)

<第10試合> ※WORLD GP FINAL16
〇イスマエル・ロント(スリナム/super combat)
3R判定 2−0
×シング・心・ジャディブ(インド/power of dream) 

<第11試合> ※WORLD GP FINAL16
〇上原誠(士魂村上塾)
3R判定 3−0
×天田ヒロミ(デジタル・スピリッツ)

<第12試合> ※WORLD GP FINAL16
〇カタリン・モロサヌ(ルーマニア/ザ・カルパチア・デス)
3R判定 3−0
×ポール・スロウィンスキー(ポーランド/ファインダース・ムエタイ)

<第13試合> ※WORLD GP FINAL16
〇ミルコ・クロコップ (クロアチア/クロコップ・スクワッドジム)
3R判定 2−0
×ランディ・ブレイク(米国/アポロ・マーシャルアーツ)