1日、政府は長嶋茂雄氏と松井秀喜氏に国民栄誉賞を贈る方針を固めた。長嶋氏は王貞治氏とともに「ON時代」を築き上げ、巨人の9連覇に大きく貢献。引退セレモニーでの「巨人軍は永遠に不滅です」は今も語り草だ。2度の監督時代も「ミラクル」を起こし、プロ野球ファンのみならず日本国民を魅了した。
 その長嶋氏が巨人監督に復帰した1992年ドラフト会議で4球団が競合した結果、クジを引き当て、入団交渉権を獲得したのが松井氏だ。ヤンキース時代には日本人として初めてワールドシリーズMVPに輝くなど、輝かしい実績を残した。昨年12月に引退発表をした松井氏は一番の思い出として「長嶋さんと素振りをしたこと」と語ったほど、2人の子弟関係は深い。

 5月5日には東京ドームで松井氏の引退セレモニーが行なわれ、長嶋氏が始球式に登場する予定だ。