ボクシングのWBO世界スーパーミドル級タイトルマッチが14日、ドイツのドレスデンで行われ、挑戦者で同級10位の清田祐三(フラッシュ赤羽)は王者のロバート・シュティークリッツ(ドイツ)に10R、負傷による判定により0−3で敗れ、王座獲得はならなかった。日本ボクシングコミッションが4月にIBFとWBOの両団体に加盟後、日本人がWBOでのタイトルマッチで戦うのは初だったが、戴冠は果たせなかった。
 清田は序盤から有効打に乏しく苦しい展開。8Rにはバッティングにより、左目の上をカットして出血した。その後も出血が収まらず、10R途中のドクターチェックで試合続行が難しいと判断され、規定により、ここまでのラウンドの判定で勝敗を決めた。ジャッジの1人は王者にフルマークをつけ(89−100)、残る2者も90−99と大差をつけられた。