19日、プロ野球の加藤良三コミッショナーが、都内で行なわれたオーナー会議で辞任する意向であることを表明した。今年6月に明らかとなった統一球の反発力をめぐる問題で、加藤コミッショナーの責任を問う声があがっていた。当初、加藤コミッショナーは「知らなかった」と責任回避ともとれる態度を示していたが、選手会から不信任とされ、退任を求める要望書が提出されていた。そのけじめをつけるかたちで、来年7月まである任期を約10カ月残して、プロ野球界から去る。