(写真:飾らない性格も魅力のひとつ Phot by 真崎貴夫)

 12日、東京・大井競馬場で行われた第5レース(ダート1200m)で、1番人気のシルヴェーヌ(的場文男騎手)が勝利した。鞍上の的場騎手は1973年10月のデビューから4万567戦目の騎乗で地方競馬通算7152勝を達成。佐々木竹見氏が持つ最多記録を塗り替えた。

 

“大井の帝王”がまたひとつ金字塔を打ち立てた。騎手デビューから45年、積み上げた白星は7152個となった。

 

 6日の浦和競馬で7151勝目を挙げ、“鉄人”と呼ばれた佐々木氏の記録に並んだ。8日からの船橋競馬では騎乗せず、ホームの大井に帰ってきた。

 

 リーチを掛けた状態で臨んだ12日の第5レース。この日の2レース目だった。シリヴェーヌにまたがり、スタートから飛び出した。先頭争いを制すると、そのまま逃げた。2着に3馬身半差をつけての圧勝劇だ。

 

 愛する大井競馬場での新記録達成、的場騎手はファンの前で「大井競馬場は不滅です」と語った。