長崎セインツは1日、捕手兼任コーチとして元オリックスの藤本裕史氏が就任することを発表した。選手兼任コーチはリーグでは高知の宮崎一彰コーチに続き2人目。これで開幕を目前にして、ようやく全6球団の監督、コーチ陣の陣容が固まった。

 藤本コーチはオリックス入団前に、米独立リーグのザイオンパイオニアズに所属。01年、ドラフト14巡目でオリックスに入団する。2年間の在籍で1軍出場はなかったが、その後も米独立リーグや萩本欽一監督率いる茨城ゴールデンゴールズでプレーしていた。06年のWBC(ワールドベースボールクラシック)ではブルペン捕手として、日本の世界一を裏方として支えた。新規参入チームだけに、実際にキャッチャーマスクを被り、経験の浅い投手陣を引っ張っていくことが期待されそうだ。

<愛媛、2選手を契約解除、長崎、1選手が退団>

 長崎セインツは2日、尾崎亮太内野手が退団すると発表した。本人の希望によるもの。尾崎は昨年、BCリーグ・富山に在籍し、3月1日付で入団が発表されたばかりだった。

 また愛媛マンダリンパイレーツは2月29日付で、瀧田亮太内野手と本木大地外野手の選手契約を解除していたことを明らかにした。両選手とも高卒1年目で、現時点では戦力外と判断された。沖泰司監督は「内容次第ではシーズン中に選手登録を外して育成扱いにすることも考えている」と語っており、両選手は原則無給の育成選手として引き続きチームに残留し、昇格のチャンスをうかがう。


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